しかし、そんな金爆イメージを一変させた事件が起きた。2021年9月、グループの“心臓”とも言うべき、“キリショー”こと鬼龍院翔のスキャンダルを同じく週刊文春が報じたのだった。

 9月4日に自身のブログで一般女性との入籍を報告するも、その5日後……、

奥さんと結婚する前から会っていたというB子さんの存在をスッパ抜かれたのです。しかも、出会った当時は学生だったB子さんがキリショーに費やした年月は10年。20代を丸々彼に捧げただけに当然、結婚も意識していたことでしょう。

 文春の取材にキリショーは事務所を通じて、B子さんとは3月まで会っていたことを認めながらも“私の事で傷付けてしまっていましたら大変申し訳ございません”とどこか他人事。誠意を持って真摯に向き合っていたと言えるのか」(同・スポーツ紙芸能デスク)

やはり「逃げて隠れた」

 そして鬼龍院の二股の熱も冷めやらぬうちに、この度の不倫劇が起きたわけだ。所属事務所は歌広場に代わって《プライベートの問題》としながらも事実関係を認め、彼は後日になって冒頭の謝罪文を掲載したのだった。

「ちょっと対応としては残念ですね」とは芸能リポーター。

文春さんは彼の携帯電話にも直電を入れているわけで、しっかりと本人が取材応対して弁明なり釈明なりとすればよかった。報道が出るまでダンマリを通して、騒動が明るみになったら謝罪、自粛では“逃げて隠れてた”と思われても致し方がない。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)人気企画の“運動神経悪い芸人”での一所懸命な姿が思い出されるだけに残念ですね。

 ネット上では案の定《イメージダウン半端ない》《こんな人だったの?》という声が上がり、《最近の金爆やばくね》などとグループ自体に落胆する声も見受けられる。年末の風物詩にもなりつつあった同番組ですが、今年は歌広場の姿はあるのか」

 そしてヒット曲『女々しくて』を歌った2015年の出場を最後に、NHKの紅白歌合戦からは5年連続でお呼びがかかっていない。前出の芸能リポーターは「キリショーはイエローカードでしたが」と懸念する。

「グループ内で立て続けに2回も女性に関する醜聞が出てしまっては好感度はガタ落ちで、しかも今回は不倫相手に中絶を求めるゲスぶり。女性関係が派手なイメージがもたれるビジュアル系バンドですが、女々しい“非モテ”キャラが売りで好感を得られていたのが金爆。でも、それをわずか2か月で覆してしまった

 2019年末には『もう紅白に出してくれない』という自虐アルバムをリリースし、2020年もツイッターで“落選報告”をして笑いに変えてきたキリショーですが、もはや笑えません。ネタにされるNHKも迷惑に思うでしょうし、たとえヒット曲を出したとしても紅白はもう“永久追放”と言えるのでは?」

 もう女々しくて、とは言えなそうだ。