議論では橋下徹には勝てない

 現在は“小学校高学年の子でも理解できるように”を心がけている。

「正論を言う専門家であれば上には上がいるし、議論の戦いでは橋下徹さんには勝てないですから(笑)。自分の価値を考えたとき、わかりやすく説明することだったり、完璧ではない人間が視聴者と同じ立場で意見を言えることだと思ったんです。僕は田舎出身だし、中2病をこじらせていることやマザコンだということも隠そうとは思わない。そんな“不完全な”コメンテーターが今までいなかったから、面白がってもらえているのかなと思います」

 中高年層がメイン視聴者であるワイドショーは、新しい企画に挑戦しつづけている彼からすると窮屈そうにも感じるが、笑顔でこう話す。

「僕の人生は挑戦というよりは実験なんです。だから古い価値観であればあるけど、その中で実験するのが面白いんですよね。コメンテーターという仕事も僕にとっては面白い実験の場なんです」

 最後に“よい形で世間に疑問を投げかけていきたい”と、こうまとめてくれた。

「僕の好きなロックバンドも正解は教えてくれないけど、人々に可能性や広がりを与える存在だと思うんです。だから僕も答えを教えてくれる人ではなく、視点を増やす存在であり続けたいですね」