今買うとしたら、どんな株を狙えばいいの?

 まずは、誰もが知っている『ユニクロ』を経営するファーストリテイリング社。1998年6月に記録した価の最安値は1050円。それが2021年3月には最高値の11万500円になった。単純にこの数字だけを見ると、価が約105倍になっているのだと思いそうだが、そうではない。

 具体的に計算すると当時100万円を投資していれば、約952を買えた。この間に2度の式分割を1:2の割合でしており、現在保有していれば、持ちの数は3808になっている。

 3808を最高値の11万500円で売却したと計算すると……23年で100万円が約420倍超、約4億2千万円の資産を築けた計算になる。手放さずにを保有するだけで、100万円が4億円に成長……これが大化けの魔力なのだ。

 このような大化けはほかにもある。例えば、「工場界のAmazon」と呼ばれるモノタロウ社。工場資材のネット通販企業だが、価は13年ほどで約460倍。驚異の成長率だ。「Yahoo!」で知られるネットサービス国内先駆企業のZホールディングスは24年で約343倍。

 ネット広告代理業が祖業で、スマホサービスやゲーム関連で成長するサイバーエージェント社は18年で価は約208倍。アルバイト情報の「バイトル」など、ネットに特化した求人情報の提供で注目を浴びたディップ社は「働き方改革」の推進に伴い大成長を遂げ、この10年の短期間で価は約128倍に。

 1999年にユニクロが原宿に出店し大ブームになったとき、2004年にアメーバブログが流行したとき……これらの企業のサクセスストーリーに少しでも気づいていれば、今ごろは億万長者になれていたかもしれない。では、今買うとしたら、どんなを狙えばいいのだろうか。

「やはり米国のポテンシャルは高く、長期間にわたって毎年増配を続ける企業が少なくありません。今買うとしたら、S&P500配当貴族銘柄と呼ばれているものはオススメですね」

●歴史に残る大化け銘柄

【MonotaRO(3064)】
・2008年1月23日 終値 7.46円
・2021年2月22日 終値 3,430円*
→13年で約460倍!
 工場・工事用間接資材のネット通販企業。同分野の米国大手が親会社で、個人と小規模業者が主な顧客。

【ファーストリテイリング(9983)】
・1998年6月22日 終値 272.5円
・2021年2月25日 終値 104,700円
→23年で約384倍!
『ユニクロ』を世界展開し、急成長の『ジーユー』を第2の柱として成長を続けるファッション企業。

【Zホールディングス(4689)】
・1997年11月13日 終値 2.32円
・2021年11月5日 終値 794.9円
→24年で約343倍!
 国内を牽引するネットサービス企業。広告やECを柱に成長を続け、'21年3月にはLINEが傘下入り。

サイバーエージェント(4751)
・2003年5月26日 終値 11.56円
・2021年6月24日 終値 2,407円
→18年で約208倍!
 スマホサービス、ゲーム関連分野の企業。ネットテレビ局『Abema』も手がけてさらに急成長中。

【ディップ(2379)】
・2011年11月11日 終値 32.8円
・2021年9月28日 終値 4,195円
→10年で約128倍!
 アルバイトの『バイトル』など、ネットに特化した求人情報を提供する企業。近年はDX事業にも着手する。

※()内は銘柄コード ※当時の価は式分割を考慮した調整後終値。手数料、税金などは考慮していません。(Yahoo!ファイナンス 時系列データより引用)
*各社のが急成長した時期を掲載。