中学校の野球部監督は厳しい人だったという。

「時代も時代だったから、ミスした部員を殴るなんてのは当たり前。でも新庄はそのころからもう“ああいう監督は違うな。野球はもっと楽しまなきゃ”なんてよく言っていたの」(同・同級生)

中学3年生の新庄剛志。このときすでに、身長は180センチ近くあったという
中学3年生の新庄剛志。このときすでに、身長は180センチ近くあったという
【写真】「自分の顔に飽きた」ビッグボスの“整形後”写真

 プロ野球選手になることが夢だった父親のすすめで、あえて野球強豪校ではない高校に進学すると、3年時には県大会の決勝に進出。

「その試合で新庄はヒット、3塁打、ホームランと大当たり。その次の打席でも、足の速い彼なら余裕で3塁打になるような特大ヒットを打ったのに、なぜか2塁で止まっちゃったんです。あとで“あれはサイクルヒット狙ってわざと止まったんか?”と聞いたら“バレた?”と笑っていました。目立ちたがりなのもまったくブレとらんですね(苦笑)」(同・同級生)

 “新庄節”は10年前に父親が亡くなったときですら。

「親父さんが亡くなったとき、剛志くんはバリ島に住んでいてね。通夜も帰国する彼のために何日か遅らせたんですよ。でも、帰国当日も悪天候の影響で飛行機が遅れてね。予定よりも1時間過ぎてやっと帰ってきたんです」(新庄家の古くからの知人)

 斎場に到着するなり、新庄は参列者にこう言った。

「“しんみりしないでください! 父はこういうの嫌いでしたから、にぎやかにやりましょう!!”って。そのひと言でお通夜の空気がパッと変わったんですよ」(同・知人)

 3年連続Bクラスに沈んでいるチームの空気も新庄なら変えられる……かも。