ここもチェック! 制作統括に直撃歴史的皮肉を真正面から描く

今回の作品でやりたかったことの1つが、歴史は誰か1人の英雄によって動いていったわけじゃない。いろんな人の努力や葛藤だったりで作り出されているという面白さを描きたかったんです。

 その象徴となるのが頼朝を支えて鎌倉幕府を作り上げた13人の功労者。そんな彼らは、頼朝の死後に内部闘争を繰り広げたりとさらなる波乱を起こしていく。まさに歴史の皮肉といいますか、そういうものを群像劇の名手である三谷さんに真正面から描いていただいております」(清水制作統括、以下同)

雄大な映像美や大河初の試みも

「撮影は番組専用に作ったオープンセットのみならず、例えば伊豆でのシーンは、富士の懐に抱かれた雄大な景色を狙いながらスケール感のある映像をお届けしようとやってきました。また大河初の試みとして、LEDモニターの巨大なモールを作り、美しい自然や昔の街並みなどの映像を投与。それを背景として撮影し、まるでロケに行ったかのような臨場感のある映像もお届けできると思いますのでご期待ください」

台本を知ってても驚きの連続!

「序盤の見どころは……これは本当に選べないんです。僕は台本を読んで展開がわかっているはずなのに、撮影現場で見ていて“こんなことが起こるのか”と思わず笑ってしまったり、びっくりすることがあるんですよ。歴史もののドラマって筋書きがわかっていると驚きの連続って難しいんですが、それでも驚かせる作劇というのを三谷さんが筆を振るって書いてくださっています。歴史に詳しい方も、そうでない方でも楽しめる作品になっていると思います」

一体どうなる? ストーリーを先取り!

第1話

第1話より/大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
【写真】『鎌倉殿の13人』激動のストーリーを先取り!

 1175年、日本は平清盛(松平健)が大権力者として君臨していた。そのころ伊豆では、北条義時(小栗旬)が兄・宗時(片岡愛之助)、姉・政子(小池栄子)らとのんびりとした暮らしを。しかし、流罪人の源頼朝(大泉洋)が義時の幼なじみ八重(新垣結衣)と恋仲になり、男の子を出産したことで状況は一変。清盛から頼朝の監視を任されていた、八重の父・伊東祐親(浅野和之)は激怒する。頼朝が姿をくらます中、北条家にも捜索命令がくだるが……。

第2話

第2話より/大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

 祐親は罪人の頼朝を処断しようと兵を率いて迫っていた。すると、義時の父・時政(坂東彌十郎)が頼朝をかばい対立。一触即発の状態となる中、平清盛を後ろ盾に相模の武士団を束ねる大庭景親(國村隼)が現れる。一方、目まぐるしい展開に振り回される義時は、姉・政子らの助けを受けて頼朝と富士の山すそへと向かうことに。

第3話

 1180年4月、頼朝と引き離された八重は、祐親の家人・江間次郎(芹沢興人)の元へ嫁ぐことになる。そんな中、頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が義時の家を訪ねてくる。政子が怪しがる一方で、頼朝はしぶしぶ対面するが、行家は清盛へ反旗を翻した後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨を携えていて……。

1月9日スタート 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』 NHK総合 日曜夜8時~ほか