1月14日に引退会見を行ったばかりの男子体操・内村航平(33)に家庭内トラブルが起きていたことが発覚した。

 昨年11月に妻の千穂さん、娘ふたりと暮らす家を出て、離婚を要求していると『週刊文春』に報じられた。記事には「手料理を前にウーバーイーツで出前をとる」などといった千穂さんに対する度重なるモラハラもあったとし、そのストレスで彼女は一時、体重が33キロにまで落ちたという。

 19歳のときに北京五輪で個人総合銀メダルを獲得。続くロンドン、リオデジャネイロ五輪では個人総合金メダルに輝いた。世界選手権では2009年から個人総合6連覇という偉業を達成するなど、体操界のキングと称されるレジェンドだ。日本体操協会は強化本部に新設するアドバイザーコーチのポストに内村を抜擢すると決まっているが、

「千穂さんは夫のモラハラに悩み、精神安定剤を服用していることなどが記述されていましたが、その問題と同じくらい、“千穂さんと姑との不和”についても書かれていました。2012年に結婚、ふたりの娘さんがいるのですが、はじめて妊娠したとき“本当に航平の子ですか?”といった声をかけらて絶句したそうです。また、体操の試合で出くわした際にも怒鳴りつけられたりといったことなども紹介されていましたね」(スポーツ紙記者)

「母がもっとも嫌いなタイプ」だったが

 北京五輪のころからおさげ髪に日の丸の髪飾りをつけ、人目も憚(はばか)らず「航ちゃん!」と声を枯らしながら息子を応援してきた内村の母・周子さん。メディア出演することも少なくない彼女は「子離れに失敗した母」と自ら公言し、内村への過干渉ともとれる溺愛ぶりについてもたびたび語ってきた。

 嫁・姑の不和については、かねてからネット上でも噂になっていた。2016年のリオ五輪で応援にきていた周子さんが掲げていた「家族より」と書かれ、内村の家族たちの写真がプリントされている横断幕に千穂さんと子どもたちの写真がなかったりと、断絶を匂わせるような側面はたびたびみられていた──。今回の『文春』の報道は改めてそのことを顕在化させるような内容だったといえよう。

「自分の母と妻の不仲について、内村さんは結婚当初、千穂さんの味方のスタンスをとっていた。このころは、干渉してくる母親との関係も最悪で、インタビューなどでも“(母が)もっとも嫌いなタイプ”などと堂々と発言してましたね。しかし、内村さんは“体操第一な生活”が常に頭のなかにあるのもあってか、ものの数年でこの“嫁姑問題”をウンザリと感じるように。千穂さんのちょっとした愚痴も聞き流すようになっていったといいます。無関心といったところでしょうか」(内村の知人)

 そういった無関心な一面は「家庭内でもあった」と耳にしている別の内村の知人が、家族の事情についてこう話す。

「娘さんたちを可愛がってはいるのですが、どうも褒めたりといった愛情表現が苦手みたいで、千穂さんからは“思っているだけじゃだめだよ”とよく注意を受けていたみたいです。

『文春』には、娘さんたちが遊んでほしいと声をかけても、“邪魔”と無視するだけで公園に連れて行くといったことはなかったとあります。確かにそういった一面ところはあるかもしれませんが、現役のころは本当に体操のことで頭がいっぱいで、いつもスマホで動画をみて研究したりと、オン・オフの切り替えがうまくできていなかったんだと思いますけどね。現役を引退したらもっと家庭と向き合えると思っていたのですが……」

 スポーツ専門誌編集者は今回の報道について、このように俯瞰している。

「モラハラともとれる内容が含まれた夫婦のLINEのやりとりや、家庭内での発言などが事細かに記事になっていることから、千穂さんにかなり近い人物によるリークと考えていいでしょう。そういった背景があってからか、記事はかなり“千穂さん寄り”に書かれているようにもみえます。しかし、一方的に離婚を求めている内村さんがこの件について何か反論をすることはなさそうです

 嫁と姑と。こじれた三角関係の行く先は……。