中岡さんは、共生舎を後にする際、「放っといてくるのが(胸が痛い)」「誰のせいでもないでしょうけどね あの子らの選んだ道やろうけど やっぱり見てたら」「新米(ママ)でも ももちゃんがもうちょっとね 動ける状態やったらいいんやけど」と涙を流しており、「山奥ニートのシェアハウスという特殊な環境での子育てを心配している様子だった」(同・前)という。

 また、後日ももこさん一家を7日間自宅に泊まらせた際には、アツシさんからの「山奥にある共生舎を出て、町の近くで暮らす」という提案に、「子育てが大変になる」と難色を示したももこさんに対し、「しんどいのも含めて子育てと思ってるから」「ももちゃんは自分を中心に動いているから だから『しんどい』って言えるの」と指摘。

山奥ニート側の反論

 続けて「一番苦しい時に見てくれるのは(住人ではなく)旦那さん」「それを考えたらもうちょっと、自分が楽したいって考えるんじゃなくて 大事な赤ちゃんと支えてくれる旦那さんを見守る、愛してるのを精一杯出したらどうかな」と助言したのだ。

「中岡さんからの激励を受けたこともあり、ももこさんがゆっくり育児に向き合い始めたとして、番組は大団円を迎えました。しかし、番組では終始、ももこさんが他人頼りの自己中心的な“甘ちゃん”に描かれていたため、放送後もSNSでは痛烈な批判の声も見受けられます」(テレビ局関係者)

 SNSで今回の放送内容についてのコメントを確認してみると、

≪他力本願過ぎて見てて怖いんだよね≫
≪育児放棄しかねんだろ≫
≪子供はペットではない≫
≪善意の搾取っていうのはこうゆうことを言うんだよね≫

 といった、ももこさんの行動や言動を非難するコメントが多く見受けられた。また、ももこさんが自身のTwitterに投稿していたエッセイ漫画も、放送後やり玉に挙げられたという。

ももこさんとアツシさんの現状を見てむせび泣く中岡さん(『ザ・ノンフィクション』より抜粋)
ももこさんとアツシさんの現状を見てむせび泣く中岡さん(『ザ・ノンフィクション』より抜粋)
【写真】「¥1000/月」と娘の養育費をクラウドファンディングで募る山奥ももこさん

「中岡さん宅に宿泊した際のエピソードがまとめられた漫画には、『(ネットが通じていないため)2泊が限界でした』『(夕食に続いて翌日の朝食にカニが出されたので)ちょっと飽きました』など、素直な感想がつづられているのですが、SNS上ではももこさんに『ひどい』『中岡さんがかわいそう』などとブーイングが集中。さらに、クラウドファンディングで赤ちゃんの養育費を募っていることも物議を醸しています」(同・前)

 そんな中、共生舎の理事を務め、同番組にも出演していた石井あらた氏が、「葉梨はじめ」名義のTwitterで、番組の演出について反論を展開したのだ。

≪ももこさんが産後動けなくなってたのは事実なんだけど、身体に大きなダメージ受けている瞬間をピックアップして、それをなにかのメッセージや結論に結びつけるのは間違ってる≫

 また、一部視聴者からの「ももこさんが他人に育児を押し付けている」といった批判に対しても、

≪ももこさん、ずっと子供と一緒にいて世話してるよ。疲れてるだろうと思って「2時間くらい見てましょうか」と声かけても、「この子見てるのが映画見るより面白くて」って言ってた≫

 と、番組では取り上げられなかった育児事情を明らかにしている。