お腹を空かせて「近江町市場」へ

 翌朝、“金沢市民の台所”で約170軒ものお店が軒を連ねる『近江町市場』商店街へ。なんと、開設300年!! 地元の人も多く訪れるこの場所は活気にあふれ、多くの人たちで大にぎわい。

「金沢春菊」と「せんな」をゲット!「せんな」はわさびの葉だそうで、店主曰く「サッと茹でて一夜漬けにするとツーンと辛味が出ます」 撮影/山田智絵
【写真】113年前、天皇が実際にお座りになった座布団

 加賀野菜に果物、カニや鮮魚など新鮮な海産物、精肉店のほか、お惣菜屋や和菓子屋も。さらには寿司屋や食堂などその場で食事が楽しめるお店もあるので、訪れる際はお腹を空かせてから!

【大口水産】

店頭にはカニがズラリと! 撮影/山田智絵

 やっぱり冬といえば「カニ」。新鮮な魚介類を多く取り揃える『大口水産』では、加能ガニ、越前ガニ、松葉ガニ……など、この時期は店頭にカニがドドーンと並ぶ。

 実はカニ、取れる港によって名前とタグの色が決まるそう。ちなみに昨年には石川県産「加能ガニ」の最高級ブランド「輝(かがやき)」がデビューし、その輝には、石川県を現す水色のタグのほか、なんと九谷焼のタグが。

 店主にカニの選び方について聞いてみると、「家で食べるなら訳ありで全然OK。1本脚が折れただけでグッと値段が下がるけど、中身は同じ!」とのこと。

【北形青果】

加賀野菜も多く並ぶ、近江町市場の「北形青果」。野菜についても詳しく教えてくれました 撮影/山田智絵

 加賀れんこんや五郎島金時、源助大根など、多くの「加賀野菜」を販売する『北形青果』。

 加賀野菜は15品目で、季節によって異なるが、だいたい常に5〜6品は揃えている。

 「加賀野菜は金沢固有の土壌の質や風土によって作られてきたもので、少量しか作れないため、あまり他の地域には出回っていないんです」と店主。能登野菜の販売もあり、私は加賀野菜の中でも生でも食べられるという「金沢春菊」と、能登野菜の「せんな」を購入!

海の幸など、新鮮な地のものをその場で味わえる飲食店も多い 撮影/山田智絵

『近江町市場』
住所:金沢市上近江町50
アクセス:JR金沢駅から西日本JRバスまたは北鉄バスで約5〜7分。武蔵ヶ辻・近江町市場下車すぐ
https://ohmicho-ichiba.com/