目次
Page 1
ー 「インスタ映え」で一躍有名に
Page 2
ー いくら時間があっても足りない、豪華宿
Page 3
ー お腹を空かせて「近江町市場」へ
Page 4
ー 着物で人力車に! 優雅に観光を

 海外からの旅行客も少ない今、国内旅の魅力を再発見するチャンス! そんな中で今回、“Japanese Beauty”がたっぷり詰まった富山・石川・福井の三県を巡る北陸旅をお届け。前回の【富山県編】に続き、次に訪れたのは“映え”スポットに溢れる石川県!

石川県編

「インスタ映え」で一躍有名に

 お隣・石川県へ移動し、和倉温泉にある『青林寺』へ。実はここ、“映える”スポットとしても有名。約5年前、訪れた人がここの『御便殿』の写真をインスタで紹介したところ、瞬く間に拡散され、何と年間300〜400人程度だった訪問者が、一時は年間1万人にも急増!

青林寺、夕方に着くと幻想的な雰囲気に包まれていた 撮影/山田智絵
青林寺、夕方に着くと幻想的な雰囲気に包まれていた 撮影/山田智絵

 この『御便殿』は、明治42年に大正天皇の休息・宿泊のために臨時で建てられたもので、昭和51年に現在の「青林寺」に移築。国登録有形文化財となっている。最大の見どころである「折上げ格天井」には栃の木が使われ、虎の皮のような柄に見える“虎斑”が特徴的だ。

一度は目にしたい「折上げ格天井」撮影/山田智絵
一度は目にしたい「折上げ格天井」撮影/山田智絵

 実際に天皇がお座りになったシルクの座布団は今も現存。なんと、その座布団には113年経った今でも、虫がついていないというから驚きだ

天皇がお座りになった座布団。113年経っても虫がついてない! 撮影/山田智絵
天皇がお座りになった座布団。113年経っても虫がついてない! 撮影/山田智絵

 この日はライトアップ&贅沢ティータイム(2月26日で終了)が行われており、『御便殿』を眺めながら、能登島で栽培された和紅茶『いやひめ』と、お餅でこしあんを包んだ地元の銘菓『ながまし』をいただく、なんともリッチなお茶休憩を。

和紅茶「いやひめ」と地元の銘菓「ながまし」(ティータイムは2月26日で終了)撮影/山田智絵
和紅茶「いやひめ」と地元の銘菓「ながまし」(ティータイムは2月26日で終了)撮影/山田智絵

 ライトアップでは、和風の音楽に乗せて、庭が赤、ピンク、青、緑……などさまざまな色に変化! 幻想的な雰囲気に包まれ、とてもロマンチックな思い出となりました。ライトアップがなくても、窓に映し出される景色は常に見惚れてしまうほどの美しさ。特別な時間を、特別な空間で。

『青林寺』ライトアップでは、とっても幻想的な雰囲気に
『青林寺』ライトアップでは、とっても幻想的な雰囲気に

『青林寺』
住所:七尾市和倉町レ部61
電話:0767-62-2836
交通:JR和倉温泉駅から北鉄能登バス和倉温泉行きで約6分、和倉温泉下車、徒歩約5分