4月1日、所属事務所から車で仕事に向かう松岡充
4月1日、所属事務所から車で仕事に向かう松岡充
【写真】50歳を迎えた松岡充を直撃、まだまだ尖っていた頃も

 中にはこんなメンバーもいたが、

ベースの黒柳(能生)は、もう音楽をやめると言っていたと聞いていたので、(彼の活動再開は)正直諦めていたんです。でも、キーボードの都が“5人でやるのがいいと思う”と言ってくれて、アプローチして、会うことになりました。2、3時間は話をして……。難航するかと思っていたんですが、意外とすんなりいきました(笑)。

 黒柳はサラリーマンをやっているので“なかなか急にはできない。今の仕事も辞めて、9年前のようにSOPHIA1本でというのは、生活が変わっているから自信がない”と言うから“クロちゃんはやりたい?”と聞いたんです。すると“やりたい、松ちゃんは?”と言ってくれて。“俺もやりたいよ”と伝えて、抱きしめあいました(笑)。なので、彼は別の仕事と兼業です。“仕事をやめてくれ”とは言えないですからね」

現在は「前向き」になっている5人

 復活が決まってからの5人の関係はというと、

メンバー全員、めちゃくちゃ喜んでいて。毎日メンバーから電話がかかってくるんです(笑)。あんなことやりたいね、こんなことやりたいねっていう話をしています。特にキーボードの都は、頑張って病から復活した後の活動休止だったので、思いが特に強い。その気持ちは僕も痛いほどわかるんです。だから、MICHAELのMCでも言ったことなんですが、それぞれが“本当に幸せな人生を送れたな”って最後に言えるように。僕らも50歳なので、この先どのくらい生きられるかもわからないから(笑)。

 メンバー全員が悔いのない人生になるように、いろんなことがやりたかったらどんどんやらせてあげたいし、YoutubeやTiktokとか、今の時代に合ったようなことでも、もし僕らができることがあれば、ぜひやりたいと思っています!」

 再開にあたって“新曲”も作るのか?

「いやあ……。まずは、ファンを9年間待たせてしまっているので……。復活したいと僕が思ったのは、メンバーの気持ちも大事なんだけれど、まずは楽曲のこと。SOPHIAの楽曲を愛してくれた人たちが、楽曲とともに持っているそれぞれの思い出が色あせてしまうのが嫌で。だから復活しようって思ったんです。新しい曲もいいんだけど、まずはみんなの思い出の曲を伝えたいなと思っています」