今回の件を政治活動の“武器”に?

 そしてその後、A氏の代理人弁護士から“訴える”との知らせが入り、1000万円の慰謝料を請求するとも伝えられているという平塚氏。彼は、彼女や母親とのやりとりの全データを持っているとし、「やましいことはない」と、裁判で戦う姿勢を見せている。

「そもそも平塚氏は、『FLASH』の記事に関して、今年6月の参議院議員選挙を控えた自身に対する、自民党からの政治的な攻撃ととらえているんです。その理由は、彼女の身内が元自民党議員で、かつ記事に『国会関係者』の弁が掲載されているから。この記事には、日本医師会も絡んでいるとの持論を展開しました」(同・前)

 このように平塚氏は、記事に対する釈明を行っているが、「それでも世論が擁護に一変することはないだろう」(芸能ライター)という。

FLASHに報じられた内容について説明する平塚正幸氏(自身のYouTubeチャンネルより)
FLASHに報じられた内容について説明する平塚正幸氏(自身のYouTubeチャンネルより)
【写真】当時中学生だった彼女を妊娠させた件について、なぜか笑いながら釈明する平塚正幸氏

ほかにも、記事内の『父親が誰なのかわからないので…』という発言は、記者に対する『(あなたは)父親が誰かわかるんですか?』という意味合いの言葉を、悪意的に切り取られたと述べ、子どもに対して愛を持っていることも主張しました。しかし、中学生と交際、そして妊娠・出産させたという事実は覆らないため、批判はやみそうにありません。むしろ平塚氏は、今回の経験を、政治活動の“武器”にしそうな気配すらある。

 今年4月に民法が改正され、女性の結婚年齢が16歳から18歳に引き上げられたことに、彼は以前から反対しているのですが、釈明動画でも『子どもを産める年齢を引き上げたのと変わらない』として、少子化問題を加速させてしまうと、あらためて意見していました。今後、政治活動を行う中で、『未成年を妊娠・出産させた』と、堂々とアピールしながら、その正当性を訴えていくのかもしれません。当然、相当の反感は買うでしょうが……」(同・前)

 平塚氏の裁判の行方は注視したいところだが、何よりも心配なのは、未成年の彼女とその子どもが、現在どのような状況にあるのかという点。まずは、2人が周囲からのサポートを受けて生活を送っていることを、祈らざるを得ない。