「公務と言われる行事や式典に出席することを最終的にお決めになるのは、あくまでご本人たちです。主催者からの要請にお応えになっている秋篠宮ご夫妻は、コロナ禍で失われつつあった皇室の存在感を取り戻そうと必死なのではないでしょうか。

 両陛下は警備の問題があり、まだ地方訪問を行えないのが現状です。皇嗣家として、ご夫妻は世間からの逆風に立ち向かいながら奮闘されているのだと拝察しております」(同・前)

眞子さんが“里帰り”した時のために

 一方で、公務に邁進されているのは「眞子さんへの思いも感じられる」と、冒頭の秋篠宮家関係者が語る。

「眞子さんは婚約内定報道が出るまで、立派に公務をこなす“内親王のお手本”のような方でした。圭さんとの結婚は譲らずに渡米してしまっったわけですが、今でも秋篠宮家が批判にさらされていることは痛いほど理解しているはずであり、責任を感じていると思います。

 ご両親としては、そんな思いを抱く眞子さんのためにも積極的に公務を誠実にこなすことで、世間からのバッシングを弱めるために努めていらっしゃるのだと思います。眞子さんは『複雑性PTSD』を患っておられますし、アメリカで健康的な生活を送ることができているかどうか、特に心配されているのは何を隠そう紀子さまですしね……」(秋篠宮家関係者、以下同)

 秋篠宮さまに関しても眞子さんとの思い出も多く、

「一緒に旅行されたマダガスカルでの写真を普段使っているスケジュール帳にしまって肌身離さずに持っていらっしゃる」
「秋篠宮ご一家が食卓を囲むテーブルには眞子さんが以前座っていた椅子が今なお置かれ、殿下が動物のぬいぐるみを一定期間ごとに入れ替えている」

 といった話もある。眞子さんのいない寂しさを噛み締めておられるのだろうが、紀子さまに関しても「長女への思いを馳せている」ことがわかるエピソードがある。

「妃殿下はお住まいで、少しずつではありますが、眞子さんのお印である『モッコウバラ』でお手製の花のアーチを制作されているそうです。

 自ら丹念を込めて作られているそうで、公務やご家庭のことを行いながらの作業なので制作期間は当然長くなりますが、アメリカで結婚生活を送る眞子さんのことを思われながら作られています。

 ご夫妻がお仕事に邁進して世間からの逆風が止まり、眞子さんが“里帰り”ができるようになった際、きっと手渡されるのでしょう。その時のことを願いながら、紀子さまは日々過ごされているのだと思います」

 紀子さまの母心は、眞子さんが遥か遠い地にいたとしても、きっと届いているはずだ。