5月31日は禁煙を推進するため「世界禁煙デー」。この取り組みは1989年(平成元年)に始まり、毎年この日と定められ施行されている。

 2022年の5月31日、都内でも“たばこのポイ捨てが多い”地域の一つ、渋谷で納言の薄幸(すすき・みゆき)さんにインタビューを敢行した。平成5年生まれ。「たばこ離れ」の時代に生を受けた彼女、それにも関わらず愛煙家に成長した彼女は「渋谷にも喫煙所あるじゃないですか。なのに外で吸っている人いるじゃないですか。お前らがマナー守らないから、たばこ吸える場所が減るんだぞってムカつきますね」と息を巻く。彼女が語った“たばこ論”、そして「私とたばこ」のこれから──。

マナーの悪い喫煙者に喝

 たばこを吸い始めたきっかけは、当時交際していた恋人の影響だった。『ピアニッシモ』を吸う彼の仕草が格好良く、真似をしてたばこの先に火をつけた。

「彼氏が男では珍しくピアニッシモを吸っていて。最初はヤニクラ(喫煙により頭がクラクラすること)しか感じなかったですね。美味しいと思わなかったですけど、格好いいと思って吸い続けるうちに、いつの間にか必要不可欠な存在になりました。“ピアニッシモ男”と別れたあとに、他の銘柄も吸うようになりましたね。

 

 ある日、モグライダーの芝大輔さんに『セブンスター』をもらいたばこをしたことがあって。ソフトパッケージのレギュラーのものです。そこで、『うまっ!』ってなってからセブンスターを吸うようになりました。タールが重いことと、もともとピアニッシモのメンソールを吸っていたこともあって、セブンスターのメンソールに落ち着きました。一番おいしいしですし、一番やめられない銘柄って聞きます(笑)」

 喫煙量は今が人生で一番らしく、1日3箱くらいだという。現在はセブンスターのメンソールと電子たばこ、ピアニッシモの3刀流。「ピアニッシモはタールの重いセブンスターを吸いすぎたときのチェイサーです(笑)」

 意外なことに、薄さんの歴代の恋人で喫煙者はその1人だけ。その後は、デート中などに「そこに喫煙所があるから吸っておいでよ」と勧めてくれるなど、喫煙者に理解ある男性が多かったという。そんな “理解ある恋人”に恵まれたが故か、マナーが悪い喫煙者については得意の毒舌がキレを増す。

インタビューのお供はウーロンハイ。

「路上にポイ捨てされた吸い殻を見たり、歩きたばこを見かけると、マジで頭に来るんすよ。喫煙所も次々と撤去、閉鎖されている流れがあるじゃないですか。それはマナーを守らない、副流煙被害など非喫煙者に理解のない、“カッコ悪い喫煙者”のせいだって思うんですよね。うちらの親の世代って、駅のホームでも電車の中でも映画館でもどこでも吸えたっていいますよね。めちゃくちゃうらやましい時代! だから、たちの悪い喫煙者を見ると“お前らが自分で首を締めた結果だよ、マナーを守れ!”って思います」