妻子を捨てて小野容疑者と一緒になった桃田容疑者

「貴徳は妻子ある身でありながら、会社の事務職の女性に手を出した。そして、妻子を捨てて、その女性と一緒になった」(同・別の住民、以下同)

 その女性こそが、小野真由美容疑者だった。

「妻子を捨てた息子に、父親はもうカンカン。でも、父親はあと数年で80歳だから、ほんまは早く息子に会社を継がせたいんやろうけど……。その上でこの事件やから、ショックやわな」

 取材を進める中、新たな事実が発覚。両容疑者が放置した11時間は虚偽の供述で、あろうことか放置は2日以上だった。2人と五男は、USJ近くにあるホテルに2泊していたのだ。捜査関係者はこう話す。

「容疑者らが放置したことと優陽ちゃんの死に因果関係があるのかを含めて、捜査を続けています」

 現状、容疑者らは保護責任者遺棄の疑いだが、

「この罪だと懲役3月以上、5年以下で執行猶予がつくこともあり得る。だが、死との因果関係が証明できれば保護責任者遺棄“致死”となって懲役3年以上、20年以下と量刑が重い。警察はこれを狙っている。2日以上の放置が判明したことで、“致死”が成立する可能性はかなり高い」(法律関係者)

 わずか2年しか生きられなかった優陽ちゃんの無念に、少しでも報いてほしい。