ゲームプレイ動画配信は、新規ユーチューバーにとってもお手軽なコンテンツと見られがちですが、実はとても難しく危うい面もあるんです。特に瞬時の判断力、集中力を要するゲーム、またApexのようなオンライン対戦ゲームは熱中しすぎて配信していること自体を忘れてしまいがち。独り言のように思わぬ言葉が口から出てくることもあるでしょう」(前出・メディア担当者、以下同)

社会経験の乏しいプレイヤーも

 自宅でゲームをしている時に思い通りのプレイができずに1人、「クッソ、ふざけんなよ」など口からこぼれたり、また友人との対戦ゲームで勝てない、また何かしらの妨害をされた時には喧嘩に発展した経験もあるかもしれない。

 特に相手の素性が見えない、関係性の薄い相手とプレイするオンラインゲームの場合はそれが顕著に現れ、また“荒らし”と呼ばれるワザと妨害・悪質行為を繰り返すプレイヤーとも遭遇することから、いつも以上に攻撃的になりやすい面もあるのだとか。

「また“人権ない”発言も、ゲーマー界の隠語で“プレイする資格がない”という意味も含まれるのですが、一般の目にも触れる動画配信にも関わらず、ゲーマー同士の身内ノリで会話をしてしまったのかな、と。それに煽り煽られも多い世界ですからね。

 もちろん、アスリートのようにストイックに打ち込んでいるプロもいますが、社会的経験も乏しく、独特の閉鎖的な世界でプレイしていたのが、ゲームが上手いことでいつの間にかチヤホヤされる存在となって、その一方でプレイ中に暴言が多かったり、人間的にガッカリされるゲーマーもいるということ。

 もしかしたら、動画配信を生業にしているユーチューバーにもそういう人はいるのかもしれませんね」

 ヒカキンも“聖人”ではなく、感情ある1人の人間だったということで。