大ヒット曲『GLORIA』で知られるロックバンド、ZIGGY。そのボーカリストである森重樹一。理想像を追いかけすぎた結果、アルコール依存に陥り、うつになるなど、壮絶な人生を送ってきた。そんな彼がこのたび完全復活を宣言。少しずつ前に進み始めている。過去を振り返り今、何を考えるのか─。
「今年の3月からYouTubeを始めて、大槻ケンヂくん(筋肉少女帯)やダイアモンド☆ユカイくん(RED WARRIORS)と対談させてもらった中で、視聴者の方から『こんなにしゃべる人だと思わなかった』『親しみが湧いた』みたいな声をたくさんいただくんですよ(笑)。
番組が好評なのはとてもありがたいですし、うれしいですけど、僕がこういうふうにしゃべるようになれたのには、実は理由があるんですよね」
ロックバンド・ZIGGYのボーカリスト森重樹一
そう語るのは、1987年、ロックバンド・ZIGGY(ジギー)のボーカリストとしてデビュー。ドラマ『同・級・生』(フジテレビ系)の主題歌で大ヒットを記録した『GLORIA』を筆頭に、数々のヒット曲を生み出してきた日本のロックシーンにおけるレジェンドの一人、森重樹一だ。
日本を代表するロックシンガーでありながら、彼がもう何年もアルコール依存に苦しんできたことは広く知られている。2024年末には、当時の所属事務所が森重とのマネジメント契約を終了することを発表。
漏れ伝わる両者の確執に加えて、アルコール依存症と「反復性うつ病性障害」を患っていることを公表していた森重を心配する声も多く上がっていた。冒頭の言葉に続けて、森重が語る。
「僕はお酒を11年間やめているときに、ある“自助会”に通っていたんですね。そこで、『自分の心に正直にならなければ、必ずあなたはまたお酒を飲むようになる』って言われたんです。
それを聞いて僕は、自分が隠し事をせず生きれば、どれだけ自分がお酒というものを自分の隠れ蓑に使ってきたかってことに気づけるんじゃないかと考えました」
自助会では他の参加者の体験談に耳を傾け、自身の体験を包み隠さず話す。
「そこでやっと、自分の正直な話、隠しておきたかったことを話せるようになったんです。自助会での経験から、相手の気持ちを正直に聞きたいなって思ったり、相手を立てるために自分自身が体裁を繕わないようにしようと心がけるようになれた。
それが今のYouTubeにも生かせていると思います。若いころは、しゃべらないほうがカッコいいとか思ってたんですけど(笑)」






















