女性:1位 石田ひかり

 女性陣の1位は石田ひかり。今年は30年前の主演ドラマ『悪女』(日本テレビ系)のリメイクにゲスト出演し、話題を呼んだ。

「すてきな年の取り方をされているなと感じました。鈴を鳴らすような声も健在で声まで可愛いままですごい」(51歳)、「お姉さんの陰に隠れていたイメージですが、妹さんも十分おきれい」(32歳)。

 姉・石田ゆり子と比較されがちだが、実はブレイクは妹・ひかりが先。'86年に女優としてデビューしてからは、『花のあすか組!』('98年フジテレビ系)、『ママハハ・ブギ』('89年TBS系)などの話題作に出演し、アイドル的な人気を誇り、'92年に『ひらり』で朝ドラヒロイン。紅白歌合戦の司会を務めるなど、順調なキャリアを積んでいる。'93年には『あすなろ白書』(フジテレビ系)のヒロインを演じキムタクとともに話題に。

「石田さんはお若いころから化粧も濃くなくナチュラルというか、どちらかというと地味なイメージでした。顔のそれぞれのパーツも主張が少なく、目が落ちくぼんだりとか鼻が広がったりの劣化がない。それと声が可愛いというのはポイント高いですね」(三輪さん)

女性2位:YUKI

 2位は歌手のYUKI。今年出演したサッポロ生ビールの大人エレベーターのCMが“若い”と評判だ。

'12年にはソロとして紅白に再出場したYUKI
'12年にはソロとして紅白に再出場したYUKI

「いつまでも少女みたいですごい」(25歳)、「自分の母親と同い年だと思えない」(21歳)。

 若い層からの支持が多かったYUKI。JUDY AND MARYのボーカルとして'93年にメジャーデビュー。『そばかす』('96年)はミリオンヒットを記録。今でも歌い継がれている。

「YUKIさんはもともとの肌質もいいのだと思いますが、顔の形が四角くてたるみが目立ちにくい。また、顔のパーツが主張していなくて、いわゆる薄顔なのも老けが目立たないのかと。

 あとはテレビでの露出は少ないもののCMなどで歌声はよく耳にしますよね。YUKIさんの歌声は幼い魅力があるので、そのイメージが強いのかも。ルックスは可愛い声にひっぱられて思い出補正もあるのでは?」(三輪さん)と分析。思い出はいつもきれいだけど?

女性3位:常盤貴子

 続く3位は、女優の常盤貴子

常盤貴子
常盤貴子

「朝ドラの『まれ』('15年)でヒロインの母親役をしていたけど、母親に見えないほど、いい意味で可愛かった」(40歳)、「昨年放送された『愛していると言ってくれ』('96年)の再放送を見ていてフェイスラインが全く変わらないと思った。羨ましい」(50歳)。

 '90年代から多くのドラマに出演し、'96年から'97年までは連続ドラマ5作品の主演を務め、テレビで見ない日はない女優に。自身が30代に入ったころからテレビドラマの仕事をセーブし、映画を中心に活動をシフトチェンジ。それでも“連ドラの女王”の印象が強い。

「常盤さんも骨格がしっかりしていてエラが張った美人顔。お若いころはいわゆる老け顔の部類だったと思うんです。

 それが変わらない印象を生んでいるのではないでしょうか」(三輪さん)

 全体的なランキングを見て、三輪さんは、

「若く見えるポイントとして大事なのが肌と髪のツヤと歯並びと姿勢なんです。ランキングに入った芸能人を見るとそれらがちゃんとしている方が多いという印象ですね。

 あとは体形が若いころから変わっていないこと。痩せたり太ったりを繰り返すとどうしてもたるみやシワができますから。男性のランキングでは小鼻が小さい人が多い。年を重ねた男性で鼻が小さいというのは若く見える大きなポイントなんです。女性は、ベスト3の方々みんな離れ目ぎみな顔です。目が離れているとその分輪郭が丸く見えますから老け顔に見えにくいといえます」

 とコメントし、ランク外の人物にも言及する。

「ランキングに入っていない方たちはむすっとした印象が強い方が多い気がします。アナウンサーなんかはニュース原稿を読まれるのでかたい表情が多いですよね」(三輪さん)

 若く見えればいいというわけではないが、人間いつまでも若々しくありたいものです。