紀子さまには、眞子さんが渡米してから始められた取り組みがある。

「お庭の手入れをしながら、眞子さんのお印であるモッコウバラでアーチを制作していらっしゃいます」(秋篠宮家関係者)

紀子さまが「自責の念」を抱かれた理由

 お印とは、皇室の方々が記名の代わりとして身の回りの品につけるシンボルマークのこと。秋篠宮ご夫妻は、黄色い小さな花をつけるモッコウバラがお気に入りだった。

「異国の地で暮らす眞子さんのことを思いながら、丹念に作業を進めておられます。ご公務などをこなしながらなので時間はかかりますが、再会できる日を楽しみに作られているのです」(同・秋篠宮家関係者)

 しかしながら、切なる母心は海を越えることができていないようだ……。

「眞子さんと秋篠宮ご夫妻との間にある溝は、いまだに埋まらず、頻繁に連絡を取っているのは妹の佳子さまのみだとか。“親の心子知らず”というとおり、親の愛情や苦労は子どもに伝わりづらいもの。眞子さんは、義母の小室佳代さんと親しくする一方、ご両親は“蚊帳の外”に置かれているそうです」(前出・宮内庁関係者、以下同)

 大好きな娘との関係は、依然として平行線のまま。そんな中、紀子さまは今年の誕生日に際して、小室さん夫妻にこう期待を寄せられた。

《二人で力を合わせ、健康にも気をつけて、新しい生活を心穏やかに送れるように心から願っております。二人の幸せを祈っております》

小室圭さんと眞子さんの結婚会見は、ほとんど笑顔を見せないまま終了('21年10月)
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 前述したように、昨年の文書で紀子さまは、眞子さんの思いを尊重するご意向を示されていた。

「いつしかそれが母娘の“約束”になってしまったのではないでしょうか。眞子さんへの一方的な愛情が、ご自身にとっても国民にとっても、大きな悩みの種となってしまったことに、自責の念は当然おありだと思います。皇嗣妃としてのお立場を考えれば、秋篠宮家に波風が立たない回答が最優先。世間への懺悔などもってのほかで、無難な言い回しを選ばざるをえなかったのでしょう」

 綴れなかった本音はほかにもあるのだろうか─。


三浦良一 ニューヨークの在留邦人向け新聞『週刊NY生活』の発行人兼CEO。ロサンゼルスの経済新聞社、日本の大手新聞社での記者勤務を経て、2004年に『週刊NY生活』を創刊

小田啓二 NPO法人『日本ガーディアン・エンジェルス』理事長。1990年に同組織に参加し、ニューヨーク市の本部長を務めた経験も持つ