実験により効果的な目の温め方が判明!

 目薬を何度さしても改善しないドライアイ。「実はそれは、涙の“脂不足”が原因なんです」と意外な事実を教えてくれたのは、ドライアイ外来を持つ眼科医の有田玲子先生。

涙には1%ほどの少量の脂が含まれていて、その脂が薄い膜となって眼球を覆い、涙の乾燥を防いでいます。ドライアイの85%は、この脂が不足するタイプです」(有田先生、以下同)

 この悩みを解決するには、しっかりまばたきをすることと、目を温めること。目の脂は上下のまぶたにあるマイボーム腺という組織から、まばたきの刺激で分泌される。ここが詰まると脂不足になるが、目を温めることで詰まりが解消するのだ。

「目を温めるには、濡れタオルをレンジで温めて目にあてる方法もありますが、実験の結果、まぶたが濡れると気化熱で逆に冷えやすいことが判明。効果を高めるには、まぶたを濡らさず温かさが持続し、繰り返し使える市販品が便利ですね」

アイテム4. ドライアイや疲れ目に! ホットアイマスク

【あずきのチカラ目もと用】電子レンジで温めて繰り返し使える。あずきの保温力と、豆から出るほどよい蒸気でやさしく目をケア。[小林製薬(株) メーカー希望小売価格780円(税抜き)]
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有田玲子先生
伊藤医院副院長、医学博士。眼科医として、ドライアイや涙の機能不全などの治療・研究で成果を挙げている。著書や動画のわかりやすい説明が好評。