目次
Page 1
ー 60歳目前でマラソンをスタート「年齢は数字」

 年齢不詳の色香を放つ美熟女。芸能界を生き抜く萬田久子(64)の美容と健康の秘訣をリサーチ! 高いエステや化粧品に頼らずともマネできる!

 今もミスユニバース日本代表に選ばれた19歳のときの体形を維持する萬田久子さん。

「年齢なんてただの数字」と考えているが、萬田さんにとって「9」のつく年は節目になっているとか。そこで、59歳では記念になることをやろうとハワイのホノルルマラソンへの挑戦を決めた。

60歳目前でマラソンをスタート「年齢は数字」

 最初は300mしか走ることができなかったが、断酒して特訓を続け、見事6時間55分で完走。以来、萬田さんのライフワークのひとつになった。雑誌のインタビューでは「走ることでヒップアップにつながる」と実感したと答えており、今も週4〜5kmは走る。ほかにも空中ヨガや水泳など、毎日何かしらの運動をしているようだ。

ライフワークになったマラソン。大会にも積極的に参加してモチベーションを上げる(本人提供)
ライフワークになったマラソン。大会にも積極的に参加してモチベーションを上げる(本人提供)

 健康ジャーナリストのますみかんさんは「マラソンはカッコいいですが、激しい運動は尿酸値を上げます。閉経後の女性は尿酸値が上がりやすい。本格的なマラソンは健康診断の結果を見てからにして、まずは軽いジョギングから始めては」と話す。

 また、腸内環境を整えるため発酵食品を積極的にとる。

 自身のインスタグラムでは奄美大島に古くから伝わる乳酸発酵飲料“ミキ”を作る姿を披露。米とすりおろしたさつまいもを発酵させたこの飲料は、栄養価が高く消化もよい。

 朝ごはんはプレーンヨーグルトに20種類以上のドライフルーツを入れて食べたり、ヨーグルトドリンクにきな粉やすりごま、大人用の粉ミルクを混ぜて飲むことも。

「腸内環境を整えるには発酵食品だけでなく、善玉菌を活発にする食物繊維も大切。大麦や果物などに含まれる『水溶性食物繊維』も積極的にとるとベスト。玄米に豊富な『不溶性食物繊維』は便通を整えます」(ますみかんさん)

 10月13日のメディアセミナーでは「朝、目覚めたとき、お腹がすいていたほうが気持ちがいいんです。今は腹六分目が理想的。満腹にしないようにしています。身体と相談して食べています」と語った。

「美容は永遠のテーマなので、努力は惜しみません。そもそも努力と思っていないかも(笑)。みなさんの期待を裏切らないよう、美しくしていたい。人から見られるのはいいモチベーションにもなります」(萬田さん)

 次の節目、69歳でも新たなチャレンジを宣言。フットワークの軽さが萬田さんの若さの理由かもしれない。

解説/ますみかんさん●健康ジャーナリスト、イラストレーター。日本医学ジャーナリスト協会所属。難しいことをカンタンにおもしろく伝え、健康意識を高めてもらうことを目指す

(構成・文/鈴木晶子)