團十郎と松竹の“足並みが合わない”

「前評判では即完売といわれていましたが、11月7日からの襲名公演まで残り1週間という時点で、まだ席がかなり残っていました。このままだと12月の襲名公演も苦戦しそうですね」(梨園関係者)

11月4日正午時点での『十一月大歌舞伎』の空席照会。売れ残りが目立つ1等席だが、その値段は2万3千円
11月4日正午時点での『十一月大歌舞伎』の空席照会。売れ残りが目立つ1等席だが、その値段は2万3千円
【写真】勸玄くんと都内の有名私立小学校の入学式にやってきた市川海老蔵、放っていた“ただならぬオーラ”

 ここまで盛り上がりに欠けるのはなぜなのか。

歌舞伎の興行を仕切っている松竹側との足並みがそろっていないのが大きいと思います。團十郎さんは今回の襲名公演にあたって、独自でプロモーションを仕掛けようと広告代理店とタッグを組みましたが、途中で頓挫。ただでさえ襲名公演の配役が難航して準備の時間がなかったことも重なって、十分な宣伝ができなかったのです」(同・梨園関係者)

 寒々しい話題が続く歌舞伎界だが、希望の光もある。

「若手の歌舞伎役者の活躍が著しいのが救いですね。特に松本白鸚さんの孫である市川染五郎さんは大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演し、端正な顔立ちが受けて人気急上昇。17歳という若さにもかかわらず今年、歌舞伎座で主演を張りました。香川さんの息子である市川團子さんも父親のスキャンダルに負けず、メキメキと成長中。スタイルの良さを活かしてファッションモデルにも挑戦しています」(同・梨園関係者)

私生活でも友人関係の團子と染五郎。近年は頻繁に共演している(スーパー歌舞伎2『鬼滅の刃』特設サイトより)
私生活でも友人関係の團子と染五郎。近年は頻繁に共演している(スーパー歌舞伎2『鬼滅の刃』特設サイトより)

 歌舞伎の枠を超えて活躍する若手勢。この人気を受けて、松竹側は新たな計画を立てているようだ。