滝沢が男性アイドルグループをプロデュース?

「ジャニーズに対抗して男性アイドルグループを世に送り出した芸能事務所はいくつかありますが、どれもジャニーズを超えたとは言えません。タッキーのプロデューサーとしての腕を買い、男性アイドルグループをブレイクさせたい思っている事務所が複数あるといいます。彼がプロデュースしたとなればそれだけで話題になりますからね。

 タッキーが新事務所を作るという話も報じられましたが、タッキーはとても義理堅い漢として知られており、自分を育ててくれた事務所に恩義こそあれ、弓を引くようなことはしない。少なくとも波風が立つようなことはしないでしょう」(同・芸能プロ幹部)

2019年1月、舞台『ジャニーズアイランド』会見にて、“五輪”に座るキンプリ
2019年1月、舞台『ジャニーズアイランド』会見にて、“五輪”に座るキンプリ
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 ソロアイドルと比較してグループアイドルの利点と言えば、まず各メンバーにファンが付くのでファン数ではソロをはるかに超えるし、グッズもメンバーの数だけ売れる。例えばメンバーのひとりが体調を壊しても残りのメンバーで仕事ができるので仕事に穴をあけることがない。芸能事務所にしてみれば人気アイドルグループはうまみが多いということだ。そして、ジャニーズ事務所が弱体化しそうな今がチャンスではないかという。

「いま業界内では“ジャニーズは一体どうなるのか”という話で持ち切りです。アイドル発掘に長けたジャニーさんが亡くなり、辣腕(らつわん)プロデューサーもいなくなったいま、今後アイドル事務所としてはやっていけるのか。“ジャーニーズ帝国の崩壊”などと報じているところもあります。また近々、“メンバー全員が俳優として活躍している”人気グループのメンバーがキンプリに続くという話も業界内で流れ始めました。滝沢秀明の“愛弟子”たちのなかには今回の一連の騒動に違和感を覚えている者もいる」(同・芸能プロ幹部)

 ジャニーズ事務所退所組で活躍が目覚ましいのは『新しい地図』の3人のみだが、芸能界の地図も大きく塗り替えられようとしている──。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。