今回の“生電話”も、そんな関係だからこその演出なのか。ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏はこう語る。

独立後も“ジャニーズファミリー”

「ジャニーズは全体で決められた教育ルールがあるわけではなく、みなさん“先輩の背中を見て学ぶ”。だからこそ中居さんのように、わざわざ直接伝えてくれる先輩はありがたいでしょうね」

 今回の代役抜擢にも、納得だという。

「中居さんは、ジャニーズを退所しても後輩との共演がありますし、『金スマ』以外の番組で代役にKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんを指名しているのを見ると、独立後も認識としては“ジャニーズファミリー”なんだなと。今回、宣伝した映画の主演が二宮さんだったのは渡りに船だったと思います。もし交流のない人がゲストだったら、代役MCを一から探さなければならなかったでしょうし。“二宮さん、あなたがいるじゃないですか”なんていう冗談っぽいやりとりも、信頼して任せることができたからではないでしょうか」

 休養中も、愛を込めた電話でつながっているはず!

霜田明寛 文化系WEBマガジン『チェリー』編集長。ジャニーズに造詣が深く、テレビやラジオにも多数出演している。'19年には『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)を刊行