「試合中のアクシデントならいざ知らず、トレーニング中の怪我、しかも筋肉系とあってはコンディション調整の甘さとも取られかねない。彼の場合はユッキーナとの話題も先行しているだけに、決していいイメージは持たれないかもしれません。

 そもそも三幸選手を大宮に招き入れた霜田正浩監督は、選手がキャプテンを務めた『レノファ山口FC』で指揮をとっていた監督で、いわば師弟関係にあったからこそ実現した移籍との見向きもありました。その恩師が解任された後の相馬直樹監督の政権下では、怪我から復帰してもベンチ入りすらままならなくなった」(前出・サッカー担当記者、以下同)

 11月下旬に開幕を迎えたW杯と同じくして、Jリーガーたちの来シーズンに向けた契約更改が始まった。大宮もまた例外になく、公式HP上では連日にわたって選手の【契約更新】【契約満了】【移籍】のニュースが伝えられている。

 現時点(12月8日現在)では、三幸選手の進退に関する“ニュース”はまだ聞こえず、【好きな女性タレント、女優 木下優樹菜】と記載された公式プロフィール情報も掲載されたまま。チーム残留ということだろうか。

契約更改が年越しの場合は“アウト”も

「一般的な契約更改の指標として、クラブに必要とされる選手の契約更新は12月初旬には発表されます。逆に、すでに構想から外れている、クビ(契約満了)や移籍が決まっている選手もまた、これも温情とも言えますが、次の“就職活動”の準備がしやすくなるように早々にリリースが発表されます。

 複数年契約を交わしている選手は別ですが、年末、そして年を越しても去就が未定とされる場合は覚悟する必要があるかもしれません。新たな選手補強やチーム編成の予定があったり、また経営状況次第ではチームを追われてしまう、まさに崖っぷちに立たされている状態かもしれません」

 新型コロナで無観客試合などが余儀なくされた影響で、経営難に直面するJリーグチームも少なくないという。J2では比較的、資金が潤沢とされる大宮ではあるが、来シーズンの補強費用の捻出のためにも“経費”削減に動く可能性もある。J2選手の平均年俸は400万円〜500万円とされている。

J1の湘南時代の三幸選手は1500万円(推定)とされていますが、無事に大宮との契約が更新されたとしてもダウンは避けられないと思います。万一にもクビになって他チーム、または下部リーグへ移籍ならさらにダウンでしょうが、それでも現役でいられるならば御の字という選手もいますし、引退して別の道を進む選手も多い」