近隣住民によると、

「ここには'92年に引っ越してきて、両親、兄、容疑者が住んでいました。結婚を機に容疑者はこの家から一度は離れましたが、両親が亡くなり、相続した兄も今年の3月に他界したため、再び戻ってきた」

 お金に困っていたようで、

「今年に入って窃盗で2度逮捕されたようです。以前住んでいた、さいたま市内のアパートも家賃を滞納して今年5月に退去することになったみたいですね」

「2万円入れてください」近隣住民に“金の無心”

 近隣住民に電話して唐突に金銭を要求したことも。

「“コンビニのATMで2万円入れてください”と言われたそうです。“なぜ私に?”と聞いたら“お金がありそうだから”って……。もう意味がわかりませんよね。他にも“1万円、5000円でもいいから貸してほしい”と声をかけられた人は結構います。もちろん全員断っていますが……」(同・住民)

 無職だったのだろうか。警察の取り調べの際、「職業は造園業」と自称していたようだが、

「造園会社に就職しようとしていたが、雇ってもらえなかったようです。実際には勤務しておらず、自身のSNSでも“造園業見習い”としています」(前出・社会部記者)

 そもそも、造園業には向いていないという声も。別の近隣住民はこう話す。

「蛭田さん(容疑者)の自宅周りの草木は3年ぐらい手付かずでボウボウですよ。そんな人に、造園業ができるわけがない。お隣さんも困っていて結局、彼の自宅から伸びた枝木は業者に頼んで切ってもらったんですから。費用が10万円ほどかかったとか」

 その際、蛭田容疑者は費用を分割で支払うと言い張ったようだが、

「結局2万円しか払っていないようです」(同・住民)

 容疑者が常に金欠状態にあったのは、過去に起こした事故が関係しているという話も。