こっくりと煮込まれたみその濃厚な味と香り

 茨城県出身のほりえさん。「北関東はちょっと甘めに味つけした料理が多いんです」の言葉どおり、自慢のおでんはみその塩気と砂糖の甘みが溶け合った絶妙な甘じょっぱさ。

 色の濃いみそを使うと、長時間火にかけなくても味にコクが出てしっかり煮込んだような色になる。「みそ味の大根は絶品です。厚めに皮をむくととろけるような食感になりますよ」

 ご飯はもちろん日本酒と楽しむこともあるそうで、七味唐辛子や練りがらしで“味変”するのもおすすめ。

【甘辛みそおでん】

ほりえさちこさんの「甘辛みそおでん」(撮影/廣瀬靖士)
ほりえさちこさんの「甘辛みそおでん」(撮影/廣瀬靖士)
【写真】毎回リクエストする、2日目が楽しみなおでん

材料/3〜4人分
・大根……1/3本
・鶏手羽元……6本
・さつま揚げ……4枚
・ちくわ……2本
・こんにゃく……1枚
・油揚げ……3枚
・うどん(チルド)……1玉
・ゆで卵……2〜4個
・かんぴょう……適量
・だし汁……5カップ
 A〔赤みそ、みりん、酒……各大さじ5、砂糖……大さじ4、赤唐辛子……1本、塩……少々〕

【作り方】

(1)大根は皮をむいて厚さ2.5cmの輪切りにする。面取りをして十字に切り込みを入れ、ひたひたの水と米大さじ1(または米のとぎ汁)を入れて15分煮る。鶏手羽元はひたひたの水からゆでてゆでこぼす。

(2)油揚げは半分に切って袋状にし、うどん(1玉を6等分にカット)を入れてかんぴょうで結ぶ。ちくわ、こんにゃくは食べやすい大きさに切る。

(3)土鍋にだし汁、A、すべての具材を加えて20分煮る。

ほりえさちこさんの「甘辛みそおでん」の調理工程、うどん巾着の簡単な作り方(撮影/廣瀬靖士)
ほりえさちこさんの「甘辛みそおでん」の調理工程、うどん巾着の簡単な作り方(撮影/廣瀬靖士)

《POINT》うどん巾着の作り方。チルド麺を袋から出して包丁でカットし、油揚げにサッと入る。煮るとみそ煮込みうどんのような味に!

ほりえさちこさん●料理研究家、栄養士、食育アドバイザー。糖質オフ献立や時短アイデア料理が好評で、公式ブログ『からだと心に美味しいレシピ』でも発信中。『あと一品がすぐできる!おいしい副菜』(池田書店)など著書多数。(撮影/廣瀬靖士)
ほりえさちこさん●料理研究家、栄養士、食育アドバイザー。糖質オフ献立や時短アイデア料理が好評で、公式ブログ『からだと心に美味しいレシピ』でも発信中。『あと一品がすぐできる!おいしい副菜』(池田書店)など著書多数。(撮影/廣瀬靖士)
教えてくれたのは……ほりえさちこさん●料理研究家、栄養士、食育アドバイザー。糖質オフ献立や時短アイデア料理が好評で、公式ブログ『からだと心に美味しいレシピ』でも発信中。『あと一品がすぐできる! おいしい副菜』(池田書店)など著書多数。
取材・文/廣瀬亮子 撮影/廣瀬靖士 ※電子レンジは600Wを使用しています。