しかしながら、本田の過去の出演作の中では『わにとかげぎす』('20年)はよかったと振り返る。

「見てみたら、ぴったりだったんです。明るい子ではなく、暗~い子の役だったんですが。うーん……だからやっぱり、あんまりしゃべらない役ほうがいいのかな。『君の花になる』において、本田さんだけが浮いていると思ったのは私だけではないはずです。仲町あす花役は合っていなかった

 とはいえ、本田翼はあちこちの作品に引っ張りだこ。人気女優だ。

「そうなんですよ。ずっと起用され続けているということは、すごく本人がいい子なんでしょうね。それに『君の花になる』の女性ファンは、仲町あす花に自分を当てはめながら見ている人が少なからずいると思います。もし、演技派女優がこの役をやってしまっていたら、自己投影は難しかったかもしれません。もし、そこが狙いだったとしたら、本田さんの起用はすごいなと思いますね」

継続視聴の気力を与えなかったレア作品

 次なるがっかり作品となってしまったのは、『ボーイフレンド降臨!』(土曜23時30分~テレビ朝日系)。記憶喪失となった現代美術家・漆畑澄人(髙橋海人/King & Prince)が、茶谷かしこ(桜井ユキ)と佐藤渉(田中みな実)の2人の女性に“アサヒ”と呼ばれる中で展開されるトライアングル・ラブコメディー。

全然ぱっとしなくて、途中で見るのをやめちゃったから語れないんですよね。がっかり以前に、継続する気力が湧かなかったんです。美しい青年が女性に拾われて……みたいな。よくある内容で、その魅力がわからなかったですね。髙橋海人さんの魅力を全面に出す、という作品としてはよかったのかもしれませんが、継続して見る理由が見出せませんでした

 “?”マークが浮かぼうとも、基本的に連ドラは最後まで見る。そんなスタンスの吉田さんがギブアップしてしまったという意味では、かなりレアな作品となってしまった……。