今年で結婚25周年を迎える

 “嫁迫”として宮迫のYouTubeに仮面をつけて登場することもある妻は、彼にとってどんな存在なのだろう?

「出会って30年以上。運命を変えてくれた人ですね」

 出会いは19歳。友達の紹介で、当時はまさか結婚するとは思っていなかったと振り返る。

「僕は高校卒業までサッカーばかりやっていて、遊ぶことを知らなかったんです。その反動で卒業後、お笑いでやっていくと決めたにもかかわらず、むちゃくちゃ遊ぶようになって。そんな時期に出会った彼女は、今まで出会ってきた女性と全然違う人だったんです。清楚なお嬢様でクラシックバレエをやっていて、本当にちゃんとした人。ひと目惚れでもあるし、“自分もちゃんとしよう!”と思えた。そこからお笑いに集中できるようになって、“天然素材”に入れていただいたり、いい方向に急に変わっていったんです

 その後、東京に進出。だが、仕事がなくどん底の苦しみを味わう。そんな時期に、大阪から“結婚するか、もう二度と会わないか、どっちか決めて”と電話が。

「番組とかで話してるんですけど、だいぶ端折っているので“もっといろいろあったやろ!”って何回か怒られてます(笑)。でも、大まかな流れはそんな感じですね。この状態の俺に、よう結婚って言うねえ、というときに結婚して。そしてまた、お仕事が来るようになったんですよね」

 雨上がり決死隊としての成功、そこからの闇営業問題や事務所退所、YouTubeのスタート、コンビ解散……。まさに“病めるときも健やかなるときも、富めるときも貧しきときも”宮迫を支えてきた妻。ラスト曲の『セカンドプロポーズ』には、“ごめんな”“ありがとう”という、彼の率直な思いが詰まっている。

 今年は結婚25周年、銀婚式だ。

「嫁がフレンチが好きで、“25周年はフレンチが食べたい”と言っているので、どこか喜んでくれるようなところを予約しようかなと思ってます。あと、“社交ダンスしよう”って事あるごとに言ってくるんで、もうちょっと年いったら一緒にやろうかな。そんなんもええかなあ」