冬に不足しがちな5大栄養素

ビタミンB群

エネルギーやアミノ酸などの代謝などに必要。ビタミンB1は豚肉に、ビタミンB6は赤身肉に豊富。

ビタミンC

コラーゲンの生成に必要なほか、免疫機能の活性化、抗酸化作用がある。ブロッコリーやかぼちゃ、白菜に豊富。

ビタミンD

カルシウムの吸収や免疫機能に関わる。まいたけ、キクラゲなどのきのこ類や鮭に豊富。

マグネシウム

骨の成長・維持に必要なほか、血栓をできにくくする働きも。米ぬか、玄米に豊富。

酸素を全身に運ぶ。野菜の「非ヘム鉄」より肉に含まれる「ヘム鉄」のほうが吸収は◎。レバーや赤身肉に豊富。

体温維持してエネルギーをキープ!おすすめ温活

体温維持には湯たんぽ活用&重ね着がおすすめ!
体温維持には湯たんぽ活用&重ね着がおすすめ!
【画像】不足しがちなビタミンを多く含む“食材”ランキング

1. 湯たんぽを活用する

低温やけどに気をつけながら太もも、二の腕、背中などに5分ずつ当て、身体をじんわり温めよう。「繰り返し使えるだけでなく、熱エネルギーの放出度が高く早く温まるのでおすすめです」

2. しっかり重ね着

1枚多く羽織る、または下着を重ねる。首、足首など冷えやすい場所を温めるのもよい。「薄着で暖房器具に頼っていては、廊下やトイレに行くたびに、保温のため余計なエネルギーを使うことになります」

3. 温かい食事で中から温める

旬の野菜をたっぷり使った鍋やシチュー、スープなどは身体が温まり、汁ごと栄養素もとれる。「たっぷりの肉や野菜を入れましょう」

松村浩道先生
松村浩道先生

鎌倉元氣クリニック院長。日本医科大学卒。全人的な医療を志す過程で東洋医学、精神医学、温泉医学、栄養療法などの研鑽を深め、現在は心身相関を重視した包括的診療を行う。さらに、産業医としてストレスマネジメントや予防医療にも力を注いでいる。

<取材・文/仲川僚子>