「陛下は憧れの存在」

 昨年12月にはフィリップ国王の妹・アストリッド王女が来日。天皇、皇后両陛下、愛子さまと王女が皇居でご懇談を。

「予定時間をオーバーするほど話が弾んだそうです」

 ご結婚後、陛下と雅子さまおふたりでの初めての国際親善の場は、'93年の東京サミット。アメリカ・クリントン大統領やロシア・エリツィン大統領らと宮中晩さん会で歓談された。

 おふたりでの初めての海外ご訪問は'94年、中東4か国へ。

「オマーンでは、ご結婚のお祝いに故カブース国王からアハージージュという名前の馬を贈られました。アハージージュは翌年、日本にやってきて、その翌々年には子どもも生まれました」

'01年10月、スウェーデンのヴィクトリア皇太子が来日。東宮御所(当時)で出迎えられる当時の皇太子ご夫妻
'01年10月、スウェーデンのヴィクトリア皇太子が来日。東宮御所(当時)で出迎えられる当時の皇太子ご夫妻
【独自写真】愛子さま、扇子を持ちながらキレキレのダンスを披露

 '95年1月にも中東3か国を訪問されたが、阪神・淡路大震災のため、スケジュールを切り上げてのご帰国となった。各国の要人が来日した際にお出迎えするお姿も、いつもやさしいオーラが漂っている陛下。

「海外の要人の中には、陛下を憧れの存在と思う人もいると聞きます。お会いできてうれしいと感じる人も多いのでは」

 '19年に即位され、その翌年からコロナ禍になってしまったが、早くまた活発に行き来できるようになって、国際親善に励まれるお姿を見たいものだ。

「語学はもちろんのこと、ホスピタリティー精神が素晴らしい両陛下。外国でもとても好感度が高いおふたりなので、これからますますご活躍されることと思います」


撮影/本誌写真班、JMPA 写真提供/宮内庁