「田津原さんに謝罪して」

「それでも、ネット上では『有吉さんが言う「やらせじゃない」って、証明じゃなくて気持ちか〜』『あの審査員たちが「はい」って言うわけない的なこと言っているが、お上から言われたらどうにもならないんじゃない?』『テレビ局や事務所から圧が掛かれば、番組降板してでも「NO」と言えるだろうか?』『やらせがあったか、なかったかじゃなくて、疑われた時点でダメなのよ。真実なんて揉み消されるんだから』『有吉が制作サイドを庇うのも当然。テレビで生きてる人だもん』というように、有吉さんの意見に納得せず、やらせを疑い続ける者も少なくありませんでした」(芸能ライター)

 そのほか、「有吉の言い分もわかるよ、あのメンツがやらせなんかに合意するわけがない。だからこそ、そう疑わせてしまったテレビ局の罪は重い」「田津原さんが気の毒」という書き込みも寄せられていたが、3月6日になって、原因の調査結果が明らかに。

 番組公式ツイッターでは、「リハーサル時に入力した仮のデータが制作側の不手際により誤表示」されたことが原因だったと説明しつつ、「全出場者の得点は審査員の厳正な審査によるもの」と強調。そして「経緯は番組公式HPで報告いたします。視聴者、関係者の皆様にご迷惑をお掛けし謹んでお詫び申し上げます」と謝罪している。

『R-1グランプリ』で優勝した田津原理音(田津原のTwitterより)
『R-1グランプリ』で優勝した田津原理音(田津原のTwitterより)
【写真】『R-1』でヤラセ疑惑が浮上した“点数誤表示”の場面

 これを受け、「やらせじゃなくて良かった」と安堵するネットユーザーも散見されるが、「仮データの誤表示は無理がある」「リハーサルで田津原さん470点でテストして、本番も同じ点数になるなんてあり得ますかね?」など、今もなお疑いの目を向ける者も。

 また「加担したと思われてる審査員と、何より優勝した田津原さんが可哀想」「田津原さんにちゃんと謝罪してください。せっかくの優勝にこんな形でケチをつけられるなんて最悪です」という意見も目立つ。

「今回、コンテストとは直接関係のない有吉さんも擁護に回っていましたが、結局、一度生じた疑惑を払しょくするのは難しいようです。田津原さんや審査員らについては“騒動の被害者”と認識しているネットユーザーが多いものの、制作サイドは引き続きフォローを続け、番組の信頼回復に努めていかなければならないでしょう」(スポーツ紙記者)

 優勝のニュースよりやらせ疑惑のほうが取り沙汰されてしまった田津原には、同騒動を逆手に取り、改めて笑いの実力で注目を集めてもらいたい。一方、有吉は多くのバラエティ番組でMCを務めているだけに、近いうちにいずれかの番組で田津原と共演することがあれば、うまくイジってあげてほしいものだ。