1月下旬に行われた、木村拓哉との撮影に参加した赤楚衛二。横顔だけでも端正な顔立ちが際立つ
1月下旬に行われた、木村拓哉との撮影に参加した赤楚衛二。横顔だけでも端正な顔立ちが際立つ
【写真】木村拓哉がしれっと“解禁”した工藤静香とのツーショット

 注目が集まっているのは、主演の木村だけではない。

「脇を固めるキャストがとにかく豪華なのです。前作のラストシーンに登場した北村さんに加え、新キャストとして新垣結衣さんや赤楚衛二さん、白石麻衣さん、染谷将太さんらが発表されています」(同・スポーツ紙記者)

 2018年4月から芸能活動を無期限休止していた坂口憲二が、3月上旬に神奈川県内で行われた木村とのロケに参加し、9年ぶりにドラマ復帰することも週刊女性が3月28日・4月4日合併号で報じたとおりだ。

“スター”ばかりが出演する弊害

 過去2作のスペシャルドラマに出演していたのは、2020年は工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな。2021年は濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬などだ。

「注目株の俳優や実力派がそろっていますが、主演作も数多く経験している新垣さんや、朝ドラ『舞いあがれ!』で人気を確固たるものにした赤楚さんが出演し、さらに坂口さんの復帰作となると、これまでよりも“気合”のキャスティングだったのではないでしょうか」(テレビ局関係者)

 いったいどうしてここまでのキャストをそろえたのか。前出の衣輪さんに聞くと、

「あの木村さんと対峙するには“主役級”じゃないと難しいということが1つ。あとは“スター”をたくさん並べてどこが中心かわからないという、よくも悪くも2000年代くらいからのフジテレビの“クセ”でもあると思います。今回のキャスティングも、フジテレビらしさ、月9らしさといえるかもしれません。ただ、あまりにスターばかりだと、見ている人が飽きやすくなります。その辺りが今回、吉と出るか、凶と出るか……」

 さらに、こんな指摘も。

「1月27日に公開された木村拓哉さん主演の映画『レジェンド&バタフライ』は、当初50億円の興行収入を目指していました。しかし、週末の興行成績を集計した国内映画ランキングでは、2月最終週にランクインしたのを最後に、トップ10から外れています。製作費に約20億円をかけたそうですが、興行収入は30億円程度で終わると予想されており、苦戦と言わざるをえない状況。“キムタク神話”崩壊の危機が明らかになってしまったのです」(前出・テレビ局関係者)