「東京藝大・京都市立芸術大学・金沢美術工芸大学・愛知県立芸術大学・沖縄県立芸術大学の5大学は、毎年、合同で『五芸祭』という学園祭を開催しています。Aは東京藝大の学部生だったころ、このイベントで、自らの陰部に恥垢が溜まっていく様子を写真付きで記録し“おとなの自由研究”と題して展示したんです。一応、いきなり“そのもの”が見える状態ではなく、作品の説明文が表示された表面に“この裏には恥垢の付着した男性器の写真が記載されております”“万一ご覧になられる場合には、強い心を持ってご鑑賞ください”という記載はされていましたが、女子学生たちからはかなり悪評が上がっていました」(学生時代の知人、以下同)

 性的な“作品”の展示はこれだけでなく……。

「自身の自慰行為の“オカズ”であるセクシービデオを列挙した展示を学内で行なったこともありました。当時所属していた学科のゼミの発表でセクシービデオを流し、教授に叱責されたとも聞いています」

過去にもツイッターで“炎上”していた

 こうした行動は、Aさんにとってはあくまで“芸術活動”の一環だったのか。

「芸術学科の実技系の授業でも、男性器などの作品を作ることが多かったですね。彼は著書を出版していますが、その表紙も全裸になったAの写真。この“全裸写真”は、学内のアートスペースにも展示されていました」

東京藝術大学との契約が解除されたAさんの作品(AさんのHPより、画像は編集部で一部加工)
東京藝術大学との契約が解除されたAさんの作品(AさんのHPより、画像は編集部で一部加工)
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 さらには、こんな出来事も。

「2018年、ツイッターで“東京藝大の女子学生が、女子大や一般の私立大の女子大生とは違い、女を捨てている”といったニュアンスの発言を行ない、それを見た女子学生たちが激怒し炎上状態に。Aはツイートを削除の上、大学内で直接女子学生に釈明と弁解をしたそうですが、関係各位やハラスメント被害団体に報告するという動きもあったとか」

 “職権濫用”発言だけでなく、過去にも“つぶやき”を巡って炎上していたのだった。Aさんは10年前、おそらく教育実習中と見られる時期に≪普段から、ぴっちぴちの女子大生と関わっていたから俺、結構若いぜ、へへ、みたいな感覚でいたけど、やっぱり上には上がいて、今ではぷりっぷりの女子中学生たちと絡んでいるから、心(思考回路)も身体もぷりっぷりな厨二病使用になってるなうなう。≫とツイートしていたことも明らかになっているが……。

大学の修士論文でAが扱ったテーマは“なぜ日本でロリコン文化が花開いたのか”。内容では、ロリコンについて《是非は問わない》という形で、あくまで自分は離れた立場からその文化を考察していますが、“ぷりっぷりの女子中学生たち”という文章は、冗談でも教育者の立場につく彼からは聞きたくなかったですね

 Aさんの展示作品や過去の炎上騒動について東京藝大に問い合わせたものの、期日までに回答はなかった。 ※回答があり次第、追記する

 学生時代から何かとお騒がせだったAさん。探究心は必要だろうが、“芸術”と“ハラスメント”の線引きを取り違えてはならない。