音楽性をわかってくれた日本のファン

 今回の日本での再活動を、「団員一同、とても楽しみにしている」という石さん。

「日本で大人気を博した当時、中国国内の関係者からは『女子十二楽坊が、日本でこんなに受け入れられるとは思ってもみなかった。日本人にはよく、女子十二楽坊の音楽は、癒されるから好きだと言われた。これだけ好まれるということは、日本人はとても疲れているのかも』と語られたものでした。

 でも私は、日本の方々は、音楽に対して知識と素養があるから、私たちのクオリティーをわかってくれたのだとも考えています。

 日本のファンはとても熱心で温かく、配信ライブなどを行うとたくさんの応援のメッセージをいただき、とても励みになっています。

 新曲も披露したいですし、日本の全国各地でコンサートをしたいので、企画をしているところです。また、私はお刺身が大好きなので(笑)、早く日本の皆さんとお刺身に会いに行きたいですね」

 “天女たちが奏でる癒しの調べ”を、再び間近で聴ける日は近い──。

石娟(シー・ジュエン)さん●中国の名門教育機関である中央音楽学院卒業。国内の各種音楽コンクールで多数優勝。演奏楽曲は『中国琵琶名家名曲』に収録されている。琵琶専門講師、楽団琵琶演奏首席を経て、女子十二楽坊に入団。

(取材・文/木原みぎわ)