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ー 50万円の過料が科せられる場合も

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)に司会として出演中の神田正輝だが、最近の“激ヤセ”ぶりに注目が集まっている。

「2021年に石原プロが解散してからは、個人事務所でのんびりやっています。現在の仕事は、ほぼ『旅サラダ』のみ。古希を迎え、セリフを覚えられなくなってきたそうで、俳優業は“引退状態”。2021年末にはひとり娘である沙也加さんの不幸な死もありましたから、心身共にやつれてしまったのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 SNS上では《凄い痩せこけてる》《いきなり老け込んだ》など心配する声も。今のところ、激ヤセの原因については明かされていないが、仕事をセーブし、本人は終活モードなのか?

「もう1つ心配なのが、母の旭輝子さんが亡くなった後に神田さんが相続した都内の実家です。学生時代には神田さんも住んでいた一戸建てで、20年以上も放置されており、近所は枯れ葉の掃除や異臭に悩まされていますが、それに対して何の対応もないまま。いったいこの先どうしていくのか……」(近隣住民)

 約1年半前の2021年11月に週刊女性が取材したときは、家の壁面にはツタが絡みつき、雑草も生え放題。門は錆びついて、郵便物はたまったままだった。実家の放置について神田本人に聞いてみると、「今後、管理と掃除はするようにします」と答えていたが……。

 5月下旬、この実家を再度訪れてみても“お化け屋敷”然としたまま。別の近隣住民によると「神田さんが管理している様子はない」とのこと。この“空き家”の放置は法的には問題ないのだろうか。

 神田に代わって、弁護士法人ユア・エースの正木絢生代表弁護士に聞いてみた。

「建築基準法第8条により、家を管理する義務は、所有者である神田さんが負うことになっています。防災、衛生、景観などで、近隣の方に悪影響を及ぼさない状態を維持しなければなりません

50万円の過料が科せられる場合も

 改善されない場合はどうしたらいいのか?

「その場合、家は“特定空き家”に指定され、行政から助言や指導、勧告を受けることになります。それでも改善しない場合、行政から改善命令が出され、これに従わなければ50万円以下の過料が科せられます」(正木代表弁護士・以下同)

 最近では、所有者に代わって不動産会社などが空き家を管理するサービスもあり、利用するのも手だそう。

 神田に“もしも”のことがあった場合、空き家の行方はどうなるのだろうか。

「神田さんはきょうだいもおらず、松田聖子さんとは離婚。残念ながら沙也加さんも亡くなっています。つまり、実家の法的相続人がいないということ。生前に更地にして売却するか、遺言で誰かに寄贈するなどの対策をしなければ、財産権は国が持つことになってしまいます」

 まずは実家の終活に着手したほうがよさそうだ。

正木絢生代表弁護士
弁護士法人ユア・エース代表。慶應義塾大学法科大学院卒業。第二東京弁護士会所属。bayfm『ゆっきーのCan Can do it!』にレギュラー出演するほか、ニュース・情報番組『news イット!』(フジテレビ系)などメディア出演も多数。相談しやすい身近な弁護士。YouTubeやTikTokの「マサッキー弁護士チャンネル」にて、法律やお金のことをわかりやすく解説、配信中。