目次
Page 1
ー 大富豪たちが持つ貯蓄脳を手に入れる!
Page 2
ー 大富豪が「する」こと
Page 3
ー 大富豪が「しない」こと
Page 4
ー 即マネできそう!?今日からスタート!大富豪の貯まる暮らし方

 世界中の「とんでもないお金持ち」の“お世話役”を長年務めてきた新井直之さん。

「皆さん年収は少なくとも5億円以上、人によっては資産数兆円という方々にお仕えしてきました。先祖代々の資産家もいれば、一代で巨万の富を築き上げた“たたき上げ”の方も。共通していえるのは、決して無駄遣いはされないことです」

大富豪たちが持つ貯蓄脳を手に入れる!

 普段の生活は意外に質素。自分のためよりも人のため、社会のためにお金を回していく志向が共通しており、それは富豪の家族も徹底していたと話す。

「そばで見ていて思ったのは“貯蓄脳”を持つことの大切さ。価値がないものへの出費は極端に嫌うのです。ケチというより、合理的なお金の使い方を好みます。

 ゴージャスなことを楽しむときも、投資で得た利益や利子などの不労所得の範囲内でお金を使い、原資を減らさないなど“お金持ちをキープする”努力も惜しみません」

 節約に励む庶民とはレべチの暮らしぶりとはいえ、そのマインドと習慣には金運を上げるヒントがたっぷりだ。

大富豪のイメージ(イラスト/上田惣子)
大富豪のイメージ(イラスト/上田惣子)

これぞ大金持ち!? 驚きの大富豪マインド

【大富豪の辞書に「失敗」の文字はございません】

「9割失敗しても、1割成功すれば御の字。大富豪は、そんな超ポジティブな捉え方で生きておられます。例えば投資で損をしても、『株式市場への貯金だ』とおっしゃいます」(新井さん、以下同)

 さまざまな失敗をひとつずつつぶしていけば、残るのは成功する方法。長い目で見て、大きな成功を手に入れている。

【1杯5000円のコーヒーに喜んで代金を支払われます】

「大富豪の方々は、どのような商品でも原価を試算、買う手間まで考え、その価格に納得しなければ、お金をお支払いになりません」

 価値に納得すればコーヒー1杯5000円でも支払うが、価値がないと判断すれば200円でもケチる。そのスタンスをつらぬけば、“つまらないものを買ってしまった”という後悔とは、無縁になれるかもしれない。

覗き見る執事(イラスト/上田惣子)
覗き見る執事(イラスト/上田惣子)