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ー 若者も“ヤマタツ”に熱狂
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ー 4年ぶりのシングルが話題に

「海だ!山だ!タツローだ!」

 今、ヤマタツがまたアツい。

 今年5月から5か月連続で、過去8タイトルの復刻版をレコードとカセットで発売。第1弾の『FOR YOU』は、全国で品切れ状態となり、高額転売が話題になるほどの人気ぶりだ。

若者も“ヤマタツ”に熱狂

「第1弾の『FOR YOU』は、50代のお客様が若干多いものの、10代~各年代のお客様など、幅広い方にお買い求めいただいています」(タワーレコード・広報部)

 “ヤマタツ世代”が熱狂しているのかと思いきや、10代~20代の新規層も再ブームを支えているようだ。

 そもそも、どうして若者たちの間でヤマタツが流行しているのだろうか。

音楽を聴くのは、スマートフォンの音楽聞き放題のサービスが当たり前な彼らにとって、カセットテープやレコード盤はかなり目新しいアイテムです。これらは、再生するための機械を揃えたり、レコードを置いて針を落とすなど、スマホで聴くよりも“手間”がかかりますが、その不便さが彼らにとっては“逆にいい”“お洒落”という感覚になるのでしょう。こういったブームを受けて、都内ではカセットテープ専門店も増えてきているようですよ」(音楽誌編集者)