“炎上”を受けて…

「多くのファンが指摘しているように、アーティストがファンのスマホを預かって“自撮りファンサ”を行うことは、K-POPのライブではおなじみの光景です。日本での公演を除けば、コンサート中の撮影が許可されているのも同様によくあること。ジャニーズとしては、そういった海外アーティストたちの公演の魅力的な部分をいい形で取り入れて、ファンの方々を楽しませるつもりだったのでしょう。ただ、“自撮りファンサ”に関しては、してもらいやすい席とそうでない席で圧倒的な差が発生してしまう。チケットの料金が同額となれば、不満の声が上がるのも自然なことでしょう」(イベント制作会社関係者)

公演の演出を担当した亀梨和也
公演の演出を担当した亀梨和也
【写真】炎上した「自撮りファンサ」の全貌

 予想外の“炎上”を受けてか、翌日の公演ではこんなことが。

「『HiHi Jets』の猪狩さんが、マイクには入っていないものの“もう2度と自撮りはしません!”と叫んで土下座のパフォーマンスをしました。初日で一緒に“自撮りファンサ”をしていた『Aぇ! group』の佐野さんは、それを止めるような仕草や猪狩さんを踏みつけたり、殴ったりするフリをしていましたが、最終的には2人で土下座。そのほか、『美 少年』の佐藤さんが客席に接近するのを見て、猪狩さんが“ダメダメ!”と連れ戻すシーンも。また、浮所さんは17日夜にブログで《テンション上がりすぎちゃいました みんなもごめんね》と“謝罪文”を投稿。これらの対応にツイッターでは《可愛い》《アイドルが土下座なんてしないで》と擁護する声が寄せられています。賛否は分かれましたが、導入したばかりの新たな演出ですから、良くも悪くも話題となったことで今後の課題が見つかったのではないでしょうか」(音楽ライター)

 8月19、20日には東京ドームでも行われる予定の『わっしょいCAMP』。“自撮りファンサ”は禁止となってしまうのか、SNS上では連日さまざまな意見が上がっている。

 時代とともに変わりつつあるジャニーズの“アイドル像”。試行錯誤を重ねた先に、皆が望む進化があると信じたい――。