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ー 『M-1』出場自体は初めてではない

 お笑い芸人の小籔千豊が所属するバンド『ジェニーハイ』の全国ツアーが佳境を迎えている。

「ドラム担当の小籔さんを中心に、『ゲスの極み乙女』の川谷絵音さんを迎えて結成されたバンドです。7月から始まったツアーは9月26日まで続き、全国10か所を巡ります」(音楽ライター、以下同)

 8月12日には『ROCK IN JAPAN FES2023』に初出演を果たし、約2万人の観客を沸かせた。

「9月16日から18日には、お笑い、音楽、ゲームを融合させた主催フェス『コヤブソニック』の開催も控えています。芸人としてのテレビやラジオの出演も多く、小籔さんは多忙を極めていますね」

 この夏に取り組んでいるのは、それだけではない。

「実は、今年の『M-1グランプリ』に出場予定なんですよ」(放送作家)

『M-1』は、8月から1回戦がスタートしている。

なかやまきんに君とケイン・コスギさんのユニットが出場することでも話題に。さらに、現役小学生の女の子コンビ『ラブリースマイリーベイビー』が『ナイスアマチュア賞』を獲得して注目を集め、大会は盛り上がっています」(スポーツ紙記者)

 でも、小籔はピン芸人のはずじゃ……。

「2007年に“右から左へ受け流す”ムード歌謡ネタでブレイクしたムーディ勝山さんと、お笑いユニットを組んでいるんです」(前出・放送作家)

 6月には、こんな様子も目撃されていた。

喫茶店でムーディさんが作家さんらしき人と打ち合わせをしていて。小籔さんの名前が聞こえたので、いま思えば『M-1』のことだったのかも」(居合わせた客)

『M-1』出場自体は初めてではない

6月下旬、作家らしき男性と4人で打ち合わせをしていたムーディ勝山。右から左に受け流さない真剣な空気だった
6月下旬、作家らしき男性と4人で打ち合わせをしていたムーディ勝山。右から左に受け流さない真剣な空気だった

 小籔は、『M-1』決勝後に『GYAO!』で生配信される『大反省会』のMCを2019年から務めている。芸歴30年となり、仕事も充実している中で、どうしてプレーヤー側に回ることを選んだのか。

「小籔さんは2001年まで『ビリジアン』というコンビを組んでいました。同年にスタートした『M-1』が始まることを知ったのが、すでに解散を決意した後だったそうです」(お笑いライター、以下同)

 その後、ピン芸人として活動しているが、ずっと『M-1』への憧れを抱いているそう。

漫才を1年かけて突き詰めることを、とにかくうらやましく思っているんです」

 小籔の『M-1』出場は、初めてではない。

2005年と2006年には、同期のピン芸人・土肥ポン太さんと出場。2007年には『吉本新喜劇』の川畑泰史さんと準決勝まで勝ち進みました。今回は16年ぶりの挑戦となります」

 ムーディとのユニットは、年明けごろから本格始動。

「吉本の若手芸人が出演するライブに交ざり、ネタの調整をしています。何度かコンビ名が変わっていますが、今は『サブマごり押し』と名乗っていますよ」(前出・放送作家)

 今大会のダークホースになるかも!?