目次
Page 1
ー 野球部顧問らしいリアルな日焼け跡

 9月17日、堺雅人が主演を務めるTBS日曜劇場『VIVANT』が最終回を迎えた。

「阿部寛さん、二宮和也さんなどの豪華キャストを起用し、1話1億円という破格の制作費が投じられたといいます。そのかいあってか、物語や映像のスケールの大きさが幅広い年代に支持され、視聴率は右肩上がりでした」(テレビ誌ライター、以下同)

 そんな超人気ドラマの後枠として注目を集めているのが、10月スタートの『下剋上球児』だ。本作は、廃部寸前に陥っている県立高校の野球部が甲子園出場を目指す物語。

「主演の鈴木亮平さんは野球部顧問で社会科教師の南雲脩司を演じます。大学までは野球一筋でしたが、ケガのため選手継続を断念したという役どころです。そして、同僚役を黒木華さんが、南雲を支える“姉さん女房”役を井川遥さんが演じるなど、こちらも演技派俳優が並びます」

 鈴木にとっては『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来2年ぶり、2度目の日曜劇場での主演となる。

「今年はWBCで日本が優勝、夏の高校野球では神奈川県代表の慶應高校が107年ぶりの優勝に輝くなど、“野球旋風”が続きました。これはドラマへの追い風となるでしょう。さらに鈴木さんといえば、役作りのためなら過酷な肉体改造をも厭わない努力家としても知られています。

 2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』では、体重の増減をコントロールし、スマートな青年時代から恰幅のいい晩年の姿までを演じ切ったことが話題に。今回の演技にも期待が高まるばかりです」(スポーツ紙記者)

野球部顧問らしいリアルな日焼け跡

『下剋上球児』撮影が終わった夜10時ごろ、近くのコンビニでお茶やお菓子を大量購入した黒木華
『下剋上球児』撮影が終わった夜10時ごろ、近くのコンビニでお茶やお菓子を大量購入した黒木華

 週刊女性はひと足早くドラマロケをキャッチ!

「9月11日、千葉県の君津市文化ホールで鈴木さんと黒木さんの姿を見ました。高校野球の県予選の組み合わせを決める抽選会のシーンを撮影していたようです」(近隣住民)

 ロケは午後3時ごろから9時過ぎまでに及ぶ長丁場となった。

撮影中、集中して役に入り込み、NGはほとんどありませんでした。鈴木さんはカメラが回っていない間、笑顔を見せてスタッフや共演者に積極的に声をかけたり、現場を和ませたりしていました」(制作会社関係者、以下同)

 鈴木のプロ意識が垣間見える撮影現場で、特に目立っていたのは、鍛え上げられた腕。

鈴木さんが着ていた緑色の半袖シャツからは、日焼けした肌が覗いていました。よく見ると左腕には時計をつけていたであろう部分だけ、白い跡がかなりくっきり残っていて。役作りを徹底する鈴木さんのことだから、野球部顧問という役をよりリアルに再現するため、屋外でのロケ中もあまり日焼け止めを塗らなかったのかもしれませんね。俳優としてのプライドを感じました」

 “前腕の勲章”を武器に、ドラマを成功させてほしい!