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ー オリックス・山本由伸の去就次第

 去就が注目されているエンゼルス・大谷翔平。遅くても日本時間11月5日にフリーエージェント(FA)、つまり、どのチームとも契約を結ぶことが可能な状態となる。

「FAとなって最初の5日間はエンゼルスに独占交渉権があり、エンゼルスはクオリファイングオファー(QO)を提示する見込みです。これはFAとなる選手に当年の年俸が高い125選手の平均金額を球団が提示できる制度。ただ、このQOでの金額は、史上最高額での契約も予想される大谷選手にとっては確実に低額のため、拒否するとみられています」(スポーツ紙記者)

 拒否した場合、エンゼルスも含めた全球団と交渉が可能になるが、候補となるチームは─。現地で取材をするスポーツライターの梅田香子さんに話を聞いた。

「多額の年俸を用意できるニューヨーク・ヤンキースなども候補として報道されていますが、大谷選手はプレー環境を優先すると思われるので、ロサンゼルスに本拠地のあるドジャースに移籍か、エンゼルス残留かのどちらかになりそうです。ドジャースは今年、プレーオフで1勝もできずに敗れたので、積極的に補強に動くと予想され、大谷選手の獲得にも動くでしょう。ドジャースでしたら、ほとんど環境を変えずにプレーできますし、伝統もお金もある球団ですので、かなりの好条件を提示すると考えられます」

 では、ドジャースに移籍してしまうのだろうか。

「エンゼルスもお金を持っていないわけではないので、大谷選手も驚くような条件を提示するとみられます。移籍の多いメジャーリーグでは珍しいですが、愛着を感じてずっと同じチームに所属する選手もいて、大谷選手にもそういった“エンゼルス愛”があると思います。ただ、今シーズンもプレーオフに進出しているドジャースのほうが優勝には近いので、優勝の可能性が高いほうを取るか、愛着を取るか、という判断になるかと」(梅田さん)

オリックス・山本由伸の去就次第

 エンゼルスは6年間過ごしたチームだけに特別な思いもあるようで……。

「二刀流を受け入れてくれたエンゼルスに対しての恩はあると思います。二刀流での起用が契約条件に入ってくるはずなので、希望が叶う環境があることと、恩返しの意味も込めてエンゼルスに残るのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 もうひとつ、移籍先候補のドジャースには“壁”となりそうな選手が……。

「WBCでも活躍したオリックス・バファローズの山本由伸投手が来シーズンからメジャーに挑戦する線が濃厚で、ドジャースも獲得を目指すと思われます。大谷選手はメジャー移籍した際、“日本人選手がいないチーム”を条件にしていたよう。ドジャースが山本選手を獲得する可能性が高くなれば、大谷選手はエンゼルスを選ぶかもしれません」

 高額年俸よりチーム愛で残留し、来年も“エンゼルス・大谷”を見られるのだろうか。