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ー 撮影現場で“秀吉ジョーク”

 

 11月23日に映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が封切りされる。'19年に公開され、興行収入が37億円超の大ヒットを飛ばした第1作の続編だけあって期待が高まっている。

「『翔んで埼玉』は埼玉を“こきおろす”ファンタジーコメディー。監督を務めた武内英樹さんはフジテレビの制作部出身で、局員時代に『のだめカンタービレ』シリーズや映画『テルマエ・ロマエ』といった多数のドラマ・映画を手がけたヒットメーカーです」(映画誌ライター)

 '22年にフジテレビを退社。独立してから最初の作品となる『翔んで埼玉』の続編公開が目前だが、すでに新たな大作映画のために動き出しているとの情報をキャッチ!

「東宝配給の新作映画が11月1日にクランクインしたのですが、武内さんが監督を務めているんです」(製作会社関係者、以下同)

 原作は10万部を突破したビジネス小説『もしも徳川家康が総理大臣になったら』。未知のウイルスがまん延して混乱する現代に、AIでよみがえった歴史上の偉人たちが政権を握り、国難に立ち向かうというストーリー。キャストも豪華な布陣で臨むという。

「主演にあたる徳川家康役は、狂言師の野村萬斎さん、豊臣秀吉役は竹中直人さん。北条政子役に江口のりこさん、紫式部役が観月ありささんと超豪華。莫大な予算と大勢のスタッフをそろえた大作映画になりますよ」

 東宝に製作の事実を問い合わせたが、期日までに返答はなかった。

撮影現場で“秀吉ジョーク”

 そんな大作映画のスタッフが、気になる撮影現場の様子を明かしてくれた。

「撮影初日、野村さんメインの撮影があったのですが、本人や監督の強い希望もあり、ワンシーンのために20回近くも撮り直していました。撮影初日でしたし、野村さんも現代によみがえった家康という難しい役どころのため、試行錯誤しているところなのでしょう」

 一方で、緊張感が漂う撮影現場の中でも、余裕しゃくしゃくの演者もいたようで。

「竹中さんはあっけらかんとしていましたよ(笑)。彼は'96年の『秀吉』と'14年の『軍師官兵衛』の2つの大河ドラマで秀吉役を演じていますし、単発のドラマやテレビゲームの吹き替えでも秀吉を演じていますから、秀吉役はお手のものなのでしょう。撮影の合間に口笛を吹いたりとリラックスしていました」(同・撮影スタッフの男性)

 そんな竹中は休憩中に“秀吉ジョーク”も飛ばすほど。

共演者たちに“秀吉の足元は黄金の草履じゃなきゃだめなんだよ。もっと早くオファーしてくれたら、自宅に保管している小道具を持ってきたのに”と冗談めかして話していましたね。たしかに秀吉は黄金を好んでいたことで知られていますし、竹中さんなら過去に秀吉を演じたときの衣装を所有しているでしょう。竹中さんの細かな“秀吉観”が周囲を和ませていました」

 “秀吉のプロ”が出演していれば、映画の大ヒットは間違いなし!?