目次
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ー 愛子さまのお姿が“微笑ましすぎる”
Page 2
ー 御料牧場で見せられた“阿吽の呼吸”
Page 3
ー 母娘の共通点

 皇居内にある厩舎で馬にニンジンを与えられるプリンセス。自然と首を寄せてくる馬たちを優しいまなざしでなでられて─。

愛子さまのお姿が“微笑ましすぎる”

昨年12月、愛子さま21歳の誕生日に公開されたお姿では馬にえさやりを
昨年12月、愛子さま21歳の誕生日に公開されたお姿では馬にえさやりを

 そんな愛子さまのお姿が“微笑ましすぎる”と話題になったのは、昨年12月1日。21歳の誕生日に宮内庁が公開した映像のワンシーンだ。

 厩舎の馬は、新任の駐日外国大使が本国から持参した信任状を天皇陛下に手渡す『信任状奉呈式』の馬車列に使われている。

「東京駅から皇居まで外国大使を送迎する馬車列は、実に華やかで優雅です。コロナの影響で約3年間、運行を見合わせていましたが、今年3月に再開されました。

 11月6日にキプロスとアルジェリアの外国大使が馬車で皇居を訪れた際の様子も、観光客や皇居ランナーによってSNSにアップされています」(皇室担当記者)

 象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授によれば、皇室と馬のつながりが深い理由は2つある。

「1つ目に、近代の天皇が“軍隊のトップ”と位置づけられていたことが挙げられます。軍人として統率する際に乗馬が必須となるため、男性皇族はみな馬に親しんできました。今もその名残があるのでしょう。

 2つ目に、皇室外交において馬車が重視されるからです。海外から赴任した在日大使を馬車に乗せて送迎することは、伝統的な接遇といえます」

 信任状奉呈式の馬車列に限ったことではなく、今年はさまざまな皇室行事が“復活”した。1月に新年一般参賀、2月には天皇誕生日に際しての一般参賀が行われ、5月と11月には各界の功労者を招待して労う両陛下主催の園遊会も開かれた。

「プライベートでは、学習院大学に通う愛子さまが、4月からキャンパスへの本格的な通学を再開されました。春には両陛下とともに御料牧場で静養され、夏には那須御用邸へ。ご静養もコロナ禍以降4年ぶりのことで、皇室のご動向が活発になった1年だったといえるでしょう」(前出・皇室担当記者、以下同)

 都内で催し物がある際、両陛下とともに愛子さまがお出ましになる機会も増えた。

「9月にはご一家で日本橋三越本店を訪れて『第70回 日本伝統工芸展』を鑑賞されました。日本工芸会の総裁である佳子さまから説明を受けられる場面も。愛子さまは、“いとこ”にあたる佳子さまの立ち居振る舞いに感銘を受けたご様子でした」