山口百恵風の衣装を着た『新しい学校のリーダーズ』のSUZUKA(公式インスタグラムより)
山口百恵風の衣装を着た『新しい学校のリーダーズ』のSUZUKA(公式インスタグラムより)
【写真】ギャップがエグい!セーラー服を脱いだSUZUKAのモデルばり美スタイル

 1980年代を代表するアイドルグループ『おニャン子クラブ』の代名詞として歌われた、秋元康が作詞を担当した『セーラー服を脱がさないで』。昭和ヒット曲の特集番組で映像が流されるたび、また歌番組でアイドルグループによって“カバー”されるたびに、その過激な歌詞が“女性蔑視”“時代錯誤”としてネット上で槍玉に挙げられている

「社会問題になった“ブルセラ”も思い出されるように、一定の層にとって“セーラー服=性的”なイメージを抱かせ、さらに若い女性を食い物にするような“オトナ”の存在が透けて見えるのも事実。

『新しい学校のリーダーズ』は純粋にパフォーマンスを評価されての出場だと思います。ですが、彼女たちが紅白のステージに立つことでクレームを入れる、ネットに批判的なことを書き込む視聴者は一定数出てくるかもしれませんね」(佐々木氏、以下同)

旧ジャニーズ欠場で話題に乏しい紅白

 佐々木氏曰く、昭和時代には『オトナブルー』どころではない、官能的な歌謡曲があふれ、中には大ブームになりながらもNHKからソッポを向かれた歌もあったという。では、そんな慎重なはずのNHKが、炎上リスクがある『新しい学校のリーダーズ』に白羽の矢を立てたのはなぜだろうか。

「若い世代を取り込みたいNHKは、紅白から演歌歌謡曲を減らし、逆に韓国アイドルやネットで話題の歌手を起用することが多くなっています。特に今年は旧ジャニーズグループが出場しませんし、何よりも“話題性”を重視しているように見えます。

 かつて裸に見えるボディースーツで出演後に大騒動となったDJ OZMAの例もありますが、批判は二の次で彼女たちに『オトナブルー』を歌わせるということでしょう」

 とはいえ、彼女たちの生放送に不安はある。7月12日放送のフジテレビ系『FNS歌謡祭』でのエンディング、司会の嵐・相葉雅紀から感想を求められると、

「FNS歌謡祭初めての出演で、こんなに素晴らしい思い出を体験させていただけるなんて。本当に胸がいっぱいいっぱいおっぱいです!」

 さらりと下ネタを投下して場を凍りつかせたリードボーカル・SUZUKA。その後も悪びれない様子で「言っちゃいけない? 流れで言ってしまいました」と軽く頭を下げる彼女だった。

 大晦日を一家団欒で過ごすお茶の間が、4人のパフォーマンスで凍りつかないことを願うばかりだ。