【2】「いの口」呼吸で長く吐く練習をする

 浅く速い口呼吸が習慣化すると、いくら鼻呼吸を意識しても、気を抜いたとたんラクな口呼吸に戻ってしまいがち。

「そこで私はいきなり鼻呼吸を目指すのではなく、口から長く息を吐く練習から始めることをおすすめしています」

 呼吸が浅い人は息を長く吐くのも苦手。そこで奥仲先生が考案したのが、「い」の形で口を横に薄く開いて、息を吐く「いの口」呼吸。

「実際にやってみるとわかりますが、息を長く吐きやすいのは、ポカンと開ける『あ』の口ではなく『い』の口。それで長く吐くことを繰り返すと、空気が通る気道の圧力が高まり気管支が広がります。すると、よりスムーズに空気を出し入れできるようになります」

 実践する際のポイントは2つ。1つ目は自分なりに息を吐ききったと思った後に、再度、息を吐くこと。

「口呼吸が習慣化している人は、息を吐ききることができなくなっています。そこで、お腹に力を入れ、肺に残っている空気を押し出しましょう」

 2つ目が息を無理に吸わないこと。

「肺に残った空気を吐ききった後は力を抜き、自然に鼻から空気を吸います。そうすれば、必要な分だけの空気を肺に取り入れることができます」

「いの口」呼吸で長く吐くことに慣れたら、徐々に鼻で吐いて吸う鼻呼吸にチャレンジ。

「長く吐くことを習慣づけると、鼻呼吸がスムーズにできるようになります。私は毎晩、お風呂で『津軽海峡冬景色』など『い段』で終わる歌を歌って実践。『ふ~ゆげ~しき~~』とね」

1.スッと鼻から息を吸ったら、「い」の口で5~10秒かけて長く息を吐く

1.スッと鼻から息を吸ったら、「い」の口で5~10秒かけて長く息を吐く 撮影/岩谷優一(vale.)
1.スッと鼻から息を吸ったら、「い」の口で5~10秒かけて長く息を吐く 撮影/岩谷優一(vale.)
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2.もう吐けないところまで吐いたら、お腹に力を入れてもう一度、吐く

2.もう吐けないところまで吐いたら、お腹に力を入れてもう一度、吐く 撮影/岩谷優一(vale.)
2.もう吐けないところまで吐いたら、お腹に力を入れてもう一度、吐く 撮影/岩谷優一(vale.)

3.自然に入ってくる空気を鼻から吸う。1~3を4~5回繰り返す

3.自然に入ってくる空気を鼻から吸う。1~3を4~5回繰り返す 撮影/岩谷優一(vale.)
3.自然に入ってくる空気を鼻から吸う。1~3を4~5回繰り返す 撮影/岩谷優一(vale.)