境界線は“姿勢の違い”

「露出するたびに非難される木下優樹菜さんや、いつもテレビに出ているにもかかわらず見たくない司会者ランキングに入ってしまう宮根誠司さん、嫌いな芸能人アンケートに必ず名前が挙がる工藤静香さんなど、一周回っても叩かれ続けている人も」

 両者の境界線とは何なのか。前出の当山さんは、

姿勢がブレるかブレないか、ではないでしょうか。逆蛙化が起きている出川さんや辻さんは叩かれていた時代から姿勢を一貫して変えていません。むしろ変わったのは世間の見る目、評価だけ。

 一方で逆蛙化が起きない人たち、例えば木下さんは、引退すると言いながら芸能界に未練タラタラなところや、タピオカの件でも反省していると言いながらそれが嘘であるかのように見える言動など、一貫したものがない。宮根さんは毎日、テレビに出て特に姿勢がブレているということはないように思えますが、嫌いという人々の意見を見てみるとワイドショー内で権力の風見鶏のように言うことがコロコロ変わっているようです。

 工藤さんの場合は歌手としては嫌われておらず、木下さんや宮根さんと一緒にするのは酷な気もしますが、夫である木村拓哉さんがSMAPの解散以降、家族売りをするように。

 この方向性が今は受け入れられていませんが、5年後、10年後と家族アピールを続ければ“愛され”に転じているかもしれません