片や、若き背番号「20」を失った鷹ファンの心中は穏やかではいられない。ネット上では抜けた穴を埋めるために「とある選手」の補強が促されている。

《もういっそ安楽獲得するべき》

《会長様も社会復帰のために野球でチャンスを与えるべきって言ってたし、勝ちパの中継ぎ抜けて痛いだろうし、実績も残してて、補強と引き換えに人的補償出したくないファンにとってもちょうどいい選手がいるじゃないですか! 安樂って言うんですけどね?》

《もうさ、バウアーも安楽も獲って、山川には甲斐野からホームラン打ってどすこいやってもらおうじゃないの。とにかくホークスは勝つことだけが唯一の価値、とことんヒール役に徹するのがいいよ。》

安楽はナシ、バウアーは可能性アリ

自由契約となった安樂智大、仲が良さそうだった内星龍(東北楽天ゴールデンイーグルス公式Xより)
自由契約となった安樂智大、仲が良さそうだった内星龍(東北楽天ゴールデンイーグルス公式Xより)
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 チームメイトへのパワハラ問題で『東北楽天ゴールデンイーグルス』を自由契約となった安楽智大。さらには山川同様、ロサンゼルス・ドジャース時代に知人女性から暴力行為を告発された(証拠不十分として不起訴)トレバー・バウアー(横浜DeNAベイスターズから自由契約)と、半ば投げやりのような“両どり”を推す声も……。

「たしかに150キロ超えの速球とスライダーやフォークボールといった変化球を操り、中継ぎとして57試合に登板した安楽は通常ならば“穴埋め”としてピッタリと言えます。実は甲斐野とは同学年で、背番号も同じ“20”ですから。

 ですが、現実的に考えて“そこ”に行けるはずもない(苦笑)。ホークスフロントへの“抗議”の裏返しでしょう」(前出・スポーツライター、以下同)

 片やバウアーに限っては「無きにしも非ず」だとか。1月初旬にアメリカ『FOXニュース』の報道番組に出演しては、あらためて“無実”を訴えるとともに、今までの自分の素行を猛省する姿を見せては復帰をアピールしていたバウアー

「それでも性暴力問題には日本以上にシビアなアメリカ。依然として彼を取り巻く環境は厳しく、メジャー復帰が実現しなければ今シーズンも日本でプレーすることになるでしょう。となると“古巣”のベイスターズが最有力ですが、代理人との契約交渉次第では他球団にも獲得のチャンスはあり、です。

 2020年にナ・リーグ『サイ・ヤング賞』にも輝いたバウアーだけに、王会長の言う“野球界で生きていく力を持っている人”と判断したのならば、覇権奪回になりふり構わないフロントが動く可能性はあると思います」

 開幕を迎えた際のホークスの布陣をファンはどう見るだろうか。