2.息子の誕生日に号泣事件

こうして二人は結婚することになりますが、長男はカナダで映画監督の修行をし、凛は日本でプロレスを続ける別居婚という形をとることになります。'22年6月29日放送の『決断の瞬間に密着!いきざま大図鑑』(日本テレビ系)に出演した北斗は、「(門倉が結婚を機に)引退を考えているのかなとか思ったんですけど。お互いに夢をあきらめないって言っていたので。じゃ、どうするんだろうっていう。バンクーバーについて行くのかな、ついて行かないのかな。そこも考えましたね」と、表立って批判はしないものの、プロレスを引退しない、バンクーバーについていかないことを不満なように感じたのは、私だけではないはず。

'10年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選出された(左から)佐々木健介・北斗晶夫妻、野村克也さん・沙知代さん夫妻
'10年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選出された(左から)佐々木健介・北斗晶夫妻、野村克也さん・沙知代さん夫妻
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別居婚ですから、二人が一緒にいられる時間は限られています。北斗は「結婚して今年の11月が健之助の初めての誕生日になるから。もしかしたらその時一緒にいなかったら、なんで結婚して初めての誕生日をお祝いしてあげられないんだろうかと思うんじゃないかって。その切なさはあります、自分が味わったから」と涙を見せたのでした。長男がカナダに留学中、北斗が長男の10代最後の誕生日にカナダに行かなかったことで、息子さんに寂しい思いをさせたという後悔が残っているからだそうなのです。

「自分の気持ちイコール息子の気持ち」

北斗のオフィシャルブログを見るとわかりますが、長男が留学して日本に不在の時も、日本に残された家族で誕生会をするなど、北斗はかなり誕生日を重要視しているよう。けれど、息子さんも北斗と同じく誕生日に思い入れを持っているかはわかりません。10代最後の誕生日に北斗が来なかったとしても、友達や恋人と楽しく過ごしていたかもしれませんし、別居婚で誕生日当日に一緒にいられなかったとしても、今は通信手段はいくらでもありますから、2人はその代替案を考えていたはずです。親子であっても、別人格ですから同じ気持ちとは限りません。それなのに、どうも北斗は「自分の気持ちイコール息子の気持ち」と決めつけて突っ走っているように見えました。

3.「うちの嫁は料理ができない」発言

妊娠した凛は所属団体を退団、夫のいるカナダに渡ります。北斗は“おば活”と称して仕事を休み、若い2人の住む家の近くアパートを借り、産前産後の2人をサポートします。外国でひとりぼっちで初産を迎えるのは相当不安だったことでしょう。ですから、北斗の存在に2人は大感謝したのではないでしょうか。しかし、この後がしょっぱい。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した北斗は、「うちの嫁は料理ができないんです」と話していましたが、料理が得意でも不得意でも、産前産後の女性には休養が必要なことに変わりはありません。この発言から、嫁のサポートがしたいのではなく、出産直前で体の自由がきかず、かつ料理が下手でろくなものを食べさせてもらっていないであろう息子に、おいしいものを食べさせたいと思ってカナダに行ったのではないかと邪推したくなりました。

昨年の11月には息子さん一家が一時帰国しますが、北斗が仕事が立て込んでいて家にいることができない。そこで北斗のたっての願いで帰国を遅らせることになります。息子さんは今、映画監督になるという大きな夢をかなえるための大事な時期であり、また、妻子を養う立場にあるはずなのに、自分の都合で仕事を休ませる母親ってヤバくないですか? 結局、帰国を延長。息子一家は2月14日に帰国し、涙にくれていた北斗ですが、2月23日に「遅めの冬休みをいただきます」と発表、夫や次男とハワイに飛び、息子夫婦と落ち合っていたのでした。現地で、凛と次男の誕生日、そして孫の初節句をしたそうです。息子夫婦と会う回数があまりに多いことで、ヤフーコメントには「ウザい」「家族三人で過ごさせてあげて」と北斗の過干渉を指摘する声があふれたのでした。