佳子さまが悠仁さまの文化祭におしのび参加

悠仁さま誕生の知らせを受け、愛育病院に到着した、佳子さまと眞子さん(2006年9月6日)
悠仁さま誕生の知らせを受け、愛育病院に到着した、佳子さまと眞子さん(2006年9月6日)
【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも

 この連載で以前、佳子さまが昨年9月、悠仁さまが通う東京都文京区の筑波大学附属高校の文化祭におしのびで訪れ、悠仁さまと言葉を交わしたという報道を紹介した。ベビーカステラを提供する屋台前に友人と一緒に並んでいた悠仁さまに、笑顔の佳子さまが手を振って近づき、短い会話を交わしたという内容だった。

《高校生になっても弟は、このように姉と親しく、姉もわざわざ、弟の高校の文化祭に足を運ぶほど、弟をいつも気にかけ、大事に思っているのだと改めて感心した》と私は書いたが、現在でも姉と弟は「ケンカをしたり一緒に遊んだり(する)」という親しい仲なのだろう。

 実は、こんなエピソードもある。'07年11月の秋篠宮さまの誕生日会見で、両親は佳子さまが天皇家の長女、敬宮愛子さまの面倒をよく見る様子を紹介している。

「夏でしたね。こちらの家のほうに皇太子同妃両殿下と愛子内親王とが遊びに来られて、何て言いましょうか、年齢的にどちらかというと近い2番目の娘が特にそうなんですけれども、愛子内親王と遊んだりそういう触れ合う機会を楽しみにしているんですね」秋篠宮さま

「敬宮さまは年齢の近い佳子、それから眞子と動物のぬいぐるみやおもちゃなどで遊び、そばでは悠仁がうれしそうに過ごしております」紀子さま

 愛子さまや悠仁さまからすると、佳子さまは頼りがいのある姉という存在なのだろう。総じて佳子さまは小さいころから、子どもが大好きで、子どもたちをとても可愛がった。今年の公的な活動の場で、佳子さまと子どもたちが交流する場面がもっともっと見られればうれしい。

<文/江森敬治>

えもり・けいじ 1956年生まれ。1980年、毎日新聞社に入社。社会部宮内庁担当記者、編集委員などを経て退社後、現在はジャーナリスト。著書に『秋篠宮』(小学館)、『美智子さまの気品』(主婦と生活社)など