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撮影/佐藤靖彦 

 『土曜スペシャル』(毎週土曜夜6時30分~テレビ東京ほか)で不定期放送されている『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が異常人気となった太川陽介さんと蛭子能収さん。6月20日の放送で、ついに20回目の放送を迎える。

――ついに第20弾、おめでとうございます。

太川 ありがとうございます。めでたいのかな?(笑い)

蛭子 うーん、わかんない。めでたいのかもしれないですね。この番組のおかげでですね、ほかの仕事がいっぱい増えて。去年、今年と、すごく儲けさせていただいて。ありがたいなと。

太川 8年前に始まったときは、ごく普通の旅番組だったのが、2回目の途中からドキュメンタリーのようになって。まさか、ここまでの番組になるとは夢にも思いませんでしたね。

蛭子 ほかの(類似)番組とは違いますもんね? だって、ただバスで旅しているだけでしょ?

太川 暗に見下しているね(笑い)。

――初期に比べると、蛭子さんの暴走やマドンナへの失言が減ったような?

蛭子 怒られるのが、ちょっと嫌になってきて……。ちょっとおとなしくなっています。

太川 いや、減ってない! 要所要所で腹を立てさせられているから(笑い)。とはいえ、最初のころは我慢もありましたけど、今はないですね。蛭子さんのおかげですよ、こんなに丸くなったのも、人としての器が大きくなったのも(笑い)。

――忘れられない思い出は?

蛭子 最近、忘れっぽくなっていて。全部忘れちゃった(笑い)。

太川 そりゃ、あれですよ! エビの塩焼き事件。地方で夜、やっと食事できるところを見つけたのに、蛭子さんが出されたエビに“ちっちゃーい”って言っちゃったの。

蛭子 フフフフ。

太川 そしたらオーナーがそれを聞いていて、もう大激怒ですよ。

蛭子 器の小さなオーナーで……。

太川 やめなさいよ! もう、プロデューサーがひたすら謝って。蛭子さん? 知らん顔して逃げちゃった(笑い)。

蛭子 まあ、今となっては楽しい思い出です。

太川 自分で言うことじゃないでしょ!

蛭子 アハハハハ。